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五平餅を守れ!! 前編
時間犯罪者はどこにでもいる。
「五平餅を作った人物が俺になっても誰も怒らないだろう。えーっと、とりあえず時間を止めてっと。よおし、じゃあ、この町にある五平餅を全部いただきますか」
「それを未来で売り捌いて一儲けするつもりか?」
「そうそう……って、誰だ! お前!! というか、なんで動ける!?」
「お前と同じ力を持ってるからだよ。さぁ、とっとと未来に帰れ」
「手ぶらで帰るわけにはいかないんだよー! 明日に向かってランダムジャンプ!!」
ちょうどいい。血の力を試してみよう。
「ブラッドマーキング」
「じゃあな! 優等生!! 五平餅はぜーんぶ俺のものだー!!」




