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『えいっ』のやり方

 僕が自分の血で剣や槍を作っていると必要最低限のことしかしゃべらない吸血鬼が口を開いた。


「そろそろ『えいっ』のやり方教えてあげる」


「え? いいのか? まだ血で作った武器で一度も攻撃してないぞ?」


「やり方はあなたの血にインストールしてあるから大丈夫。それより『えいっ』の方が難しいから血遊び一旦やめて」


「お、おう」


 血遊びねー。


「それで? その『えいっ』っていうのはどんな技なんだ?」


「うーん、なんて言えばいいんだろう……。自分の願望を一言で瞬時に具現化させる力……かな?」


「そうか……。つまり、それを使いこなすには常識を捨てないといけないんだな?」


「うん」


「自分ができると思ったらできるし、できないと思ったらできない」


「うん」


「なんか魔法みたいだな」


「魔法は発動前の魔力の動きとか大きさでどんな魔法を使うのかだいたい分かっちゃうからつまらない。でも『えいっ』は何もない状態から唐突に予想外の攻撃を放てるから面白い」


「なるほどなー。じゃあ、とりあえずお手本を見せてくれ」


「分かった」

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