1797/1941
すみませーん、心臓届いてませんかー?
うーん、散歩コースには落ちてないなー。
「交番に行ってみようか」
「うん」
「すみませーん、心臓届いてませんかー? あれ? 誰もいない。パトロールしてるのかな?」
「私の心臓に食べられたのかもしれない」
「え? そうなの? というか、君の心臓って自力で動けるの?」
「うん」
「そうか。すごいな。あっ、なんかラジコンの戦車が走った跡がある。この方角にある広場に行ってみよう」
「うん」
広場に着くと衰弱している鳩やカラスたちがいた。
「これも君の心臓の仕業なのか?」
「うん」
「そうか。えーっと、戦車は空き地に向かったみたいだな。行こう」
「うん」




