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僕が決めました

 検索、社長の居場所……ここか。


「かー! 人の金で食う飯はうまいなー!」


「社員の給料の六割を天引きして、それを全てギャンブルに注ぎ込み、ギャンブルで得たお金は全て自分のもの」


「だ、誰だ! お前は!!」


「誰だっていいでしょう。それより社長、あなたはもうすぐ社長ではなくなります」


「そんなの誰が決めた?」


「僕が決めました」


「ガキが……俺を怒らせたらどうなるのか思い知らせてやる!」


「捕獲結界」


「な、なんだ? これは! おい! ガキ! 今すぐここから出せ!」


「社長、あなたはもう終わりです。あなたやあなたの会社の秘密をいろんなメディアに売ったので今日中に倒産すると思います」


「なんてことを! お前、自分が何をやったのか分かっているのか!!」


「あなたのこれまでの行いよりかはマシですよ。もうすぐこの店に警察がやってきます。あなたと顔を合わせることはもうありません。では、さようなら」


「ま、待て! 俺の会社がなくなったらブラックホールの中で生きていけなくなるかもしれないんだぞ! お前はそれでもいいのか!」


「それは皆さんの頑張り次第です。では、僕はこれで」


「待て! 俺が悪かった! だから、見逃してくれ!!」


「他人の痛みが分からなくなった時、その人の人生は終わったようなものなんですよ」


「そんなもの一生分からなくていいだろ!」


「その結果、あなたは再起不能になってしまった」


「くそー! ここから出せー! 誰でもいいから俺を助けろー! 俺は社長だぞー!!」


 こうして社長は警察に捕まった。

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