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孤高のティラノサウルス

 孤高のティラノサウルス。それはこの世界にどこかに存在しているかもしれない幻のティラノサウルス。


「湖の底は寒いだろう。待ってろ、今出してやるからな」


 僕が湖の底にいるティラノサウルスを念力で引き上げると氷が溶け始めた。


「こいつが目覚めたら何しよう。玉乗りでもしこもうかな」


「はっ! しまった! 寝てた! あれ? ここはどこだ?」


「おはよう、孤高のティラノサウルス、ティウス」


「んー? お前、誰だ? というか、なんで俺の名前知ってるんだ?」


「僕は星の王だよ。君の名前はこの星に教えてもらったよ」


「ふーん。というか、星の王ってこの星にいたっけ?」


「僕は君が寝てる間に星の王に選ばれたからね。君が知らないのは当然だよ」


「そっかー。で? 俺は何をすればいいんだ?」


「未来からやってくる侵略者を倒してほしいんだ」


「俺の得意技は邪魔者をぶっ飛ばすこと。そいつらにそれを使っていいのなら協力するよ」


「使ってほしいから君を起こしたんだよ」


「そっか。分かった。じゃあ、協力するよ」


「僕みたいな得体の知れないものを簡単に信じていいのかい?」


「お前はこの星のために動いてる気がするから信じる」


「もしそうじゃなかったらどうする?」


「十億年くらい寝る」


「そうか。まあ、役目が終わればすぐ寝られるからそれまで我慢してくれ」


「分かった」

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