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山手線ゲーム

 最近、山手線ゲームを利用して人間に罰を与えようとする事件が起きている。


「星の王! 俺と勝負しろ!!」


「山手線ゲームでか?」


「ああ、そうだ!!」


 成仏できない子どもの霊が犯人だったのか。満足するまで遊んでやれば成仏するかな?


「分かった。罰は何にする?」


「全裸で町内一周する!!」


「そうか。じゃあ、やるか。お題は?」


「ポ○モンの名前だ!!」


「いいのか? 千匹超えてるぞ」


「え? 今そんなにいるのか?」


「お前、最近のソフト買ってないのか?」


「黒白以降買ってない。というか死人が買えるわけないだろ?」


「そうだな。じゃあ、コインをたくさん集めないと永久に進化できないポ○モンとか知らないんだな」


「面倒な進化方法だなー」


「たくさん歩くよりかはマシだと思うぞ」


「そんなのあるのか。面倒だなー」


「でも、その方法で進化するポ○モンが瀕死状態のポ○モンを復活させられる技を覚えるぞ」


「マジかよ!」


「マジマジ」


「ふぇー、すごいなー。そのうち手持ちポ○モンを瀕死にできる技できそうだな」


「命中めちゃくちゃ低そうだな」


「だろうなー。じゃあ、そろそろやるか!」


「ああ」


 今回は僕が勝利した。


「くそー! パ○ドックスポ○モンってなんだよ! そんなの知らねえよ!!」


「過去もしくは未来のポ○モンだからな」


「そっか。あー、楽しかった! あれ? なんか体が消えかけてる」


「あー、これは……成仏しかけてるな」


「は? いや、まだ成仏したくないんだが」


「天国にはいろんなものが売ってるから欲しいものはそこで買うといいぞ」


「そうなのかー。じゃあ、成仏してやるか。またな! 星の王! 次は絶対勝つから首洗って待ってろ!」


「おう、またな、少年」


 少年は一人で天国に行ってしまった。また会えるといいな。

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