表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1741/1940

過去と未来と星の王

 赤信号なのに横断歩道を渡ろうとした少年を止めたのは盲目の青年だった。


「少年、君はいずれ僕と同じになる。だけど、見えていない方が視野が少し広くなるからあまり気にしちゃダメだよ」


「お、おう……ありがとう」


「うん。じゃあ、僕はこれで」


 少年は彼の背中を見ながら目的地に向かって歩き始める。


「お疲れ様」


「星の王、あなたのおかげで彼を助けられました。ありがとうございます」


「僕はただ道案内をしただけだよ。まあ、あの子が将来君と同じことをするかどうかは分からないけどね」


「きっとそうしますよ。彼は僕自身ですから」


「そうだね」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ