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みんなの妹系アイドルゆうは火炎放射器使い

 大人気アイドルゆうはエルフである。しかし、彼女には裏の顔がある。それは……。


瘴気しょうきさんたちー! 今から燃やしてあげるからおとなしくしててねー! それー!」


『ぎゃあああああああああああああああああ!!』


「あっちもー! そっちもー! こっちもー! じゃんじゃん焼き尽くすよー! あははははは!」


 彼女はボランティアでたまに瘴気を燃やしている。最初は火を怖がっていたが、最近はストレス発散になるから楽しいと言っている。


「あっ、またテレビにあの娘出てるー。ねえ、お義兄にいちゃん。火炎放射器をこんなチビが使っていいのー?」


「火炎放射器じゃない。アレはドライヤーだ」


「え? そうなの?」


「ああ、そうだ」


「じゃあ、あの火は何なの?」


「アレは幻覚魔法だ。実際に火が出てるわけじゃない」


「へえ、そうなんだ」


 物理攻撃が通じない瘴気に矢を放っても無意味。だから僕はあの娘にあの特殊なドライヤーを渡した。ちなみに彼女以外が使おうとするとすごく重くなるため盗むのは容易ではない。


「ふぅー、今日のボランティア終了! お疲れ様でした!!」


 おっ、念話だ。

 もしもーし、あなたの妹系アイドルゆうちゃんだよー。

 ゆうか。何か用か?

 ううん、ちょっと声聞きたくなっただけ。

 そうか。そういえばお前最近変なやつらに目をつけられてるんだろ? 大丈夫なのか?

 うーん、正直いつ誘拐されてもおかしくないからお兄ちゃんに護衛してほしいんだよねー。

 分かった。じゃあ、今から僕の分身をそっちに向かわせるからそれまで適当に時間を潰しててくれ。

 はーい♡

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