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神様を〇〇にしていいのかなー

 その日はヘラ様と夏樹なつき(僕たちの妹)に抱きしめられながら眠った。翌朝、僕がヘラ様を天界まで送り届けようとするとヘラ様はなぜかそれを拒んだ。


「この家、居心地いいのよねー」


「ヘラ様はこの家に住みたいのですか?」


「家に帰ったら朝チュンだろうから」


「アレは本当に欲張りですねー」


「一応毎年処女性を取り戻すけど、やることやったら別の女性のところに行くのよねー。はぁ……帰りたくない」


「うーん、困ったなー。おーい、童子わらこー。お前の力を貸してくれー」


「呼びましたか?」


「うん、呼んだ呼んだ。そしてこのお方はヘラ様、アレの配偶神だ」


「存じております。それとこの問題はヘラ様をメイドとして雇うことで解決します」


「あー、まあ、たしかにそれならいけそうだな。でも、神様をメイドにしていいのかなー」


「いいわねー! メイド! ご主人様! 私を一生そばに置いてください!!」


「うーん、夏樹なつきー、お前はどう思う?」


「お義兄にいちゃんとの粘膜接触は禁止。お義兄にいちゃんの肌に触れていいのは三秒まで。それと入浴時と就寝時以外、ホワイトブリムを外すの禁止。この三つの一つでも守れなかったらお前は私の右腕になる」


「あら、優しい。夏樹なつきちゃん、少しだけ私に心開いてるわねー」


「勘違いするな。あまり条件が厳しいと業務に支障が出ると思ったからそうしただけだ。私はお前にこれっぽっちも心を開いていない」


「はいはい。人妻メイド、ヘラ。今からお仕事始めます! ご主人様、私のこと捨てないでくださいね」


「ヘラ様が辞めたくなったら辞めてください。僕からは何も言いません」


「はーい♡」

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