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スペシャル雷獣拳

 ゼウス(白鳥のすがた)は雨が降っていないのに雷を僕の頭上に落としてくる。必中はズルいなー。まあ、僕の体内には雷獣がいるから電気は全部彼女のエサになるんだけどな。


「な、なぜだ! なぜお前はピンピンしているんだ!」


「さぁ? どうしてだろうな」


「ふ、ふざけるな! いでよ! ケラウノス! 弓モード!!」


 変形可能な雷か。厄介だな。


「雷の矢よ! やつを射抜け!!」


「はぁ……」


 僕がそれを片手でキャッチすると百万ボルトの電流が僕の体に流れた。


「どうだ! まいったか!」


「いや、全然」


「そうか。では、『最高神の鉄槌』をくらうがいい!」


 ケラウノス、ハンマーモードか。うーん、まあ、なんとかなるだろう。えーっと、技の名前は……にしよう。


「『雷砕拳らいさいけん』」


「な! なにいいいいいいいいいいいいいいい!?」


「ゼウス、今すぐ天界に帰れ。じゃないとヘラにガミガミ言われるぞー」


「だ、黙れ! ケラウノスよ! 地上を焼け野原にしろ!」


「イエス、マイマスター」


 ケラウノス、キャノンモードか。うーん、雷獣拳でなんとかなるかな?


「くらえ! 全力のケラウノスキャノンだ! 避ければこの宇宙が消滅する! さぁ! どうする! 星の王!!」


「お前の雷をたくさん吸収してるから多分それなんとかできるぞ」


「そうか。では、この一撃を止めてみろー! ケラウノスキャノン、発射ー!!」


「イエス、マイマスター」


 近くに夏樹なつき(僕たちの妹)がいるから多分避けても大丈夫だけど、僕は一応星の王だからな。自分にできることをやっておこう。


「『スペシャル雷獣拳』」


「ば、バーカーなー!?」


「あっ、しまった。技だけじゃなくてゼウスも天界まで飛ばしちゃった。うーん、まあ、いいや。かーえろっと」

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