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白鳥、現る
今日はいい天気だなー。おっ、川に白鳥がいる。ん? なんかあの白鳥光ってないか?
「なあ、星の王。お前の妹を俺のものにしていいか?」
「黙れ、お前は既婚者だろ」
「まあまあ、そう言わずに。一回だけでいいからデートさせてくれよー」
「ダメだ、さっさと天界に帰れ」
「ケチ! 一回くらいいいじゃないかー」
「百発百中のお前とデートさせるわけないだろ」
「あー、そういえばそうだったな。うーん、でも、手ぶらで帰りたくないなー。なあ、この町を案内してくれよ。来たばっかだから何が何やらさっぱりなんだ」
「そうか。じゃあ、ついてこい。あと夏樹に手を出そうとした時点でお前を天界送りにする」
「はいはい。じゃあ、レッツゴー!」




