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食欲が増した
おっ、先生の守護霊の念話だ。
「どうした?」
「あー、星の王か。主の様子がおかしいのだがどうすればいい?」
「猫っぽくなってるとか夢遊病とかになってるってことか?」
「いや、食欲が増しただけだ」
「うーん、欲求不満なのかもしれないな。詳細は明日教えてくれ。他に変わったことはないか?」
「それ以外は大丈夫だ」
「そうか。分かった。報告してくれてありがとな」
「どういたしまして。じゃ」
「ああ」
食欲が増すのは別に悪いことじゃない。でも、もしそれの上限が無限に近いものだとしたら……。一応、食欲がゼロになる薬を作っておくかな。




