表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1694/1940

ここが先生の部屋か

 美山みやま先生の守護霊がアパートの階段下に行くと電気メーターのようなものが現れる。


「ただいまー」


 守護霊がそう言うと電気メーターがドアに変形した。守護霊はドアを開けると足でドアが閉まらないようにした。


「どうぞ」


「ありがとう」


 ここが先生の部屋か……。


「うーん、なんかピシッとしてるな。全然隙がない」


「部屋の物は全てどこに置くか決まっている」


「それに部屋にちり一つない」


「有害物質は全てあの世にある」


「なるほど。掃除はお前がやってるんだな」


「ああ」


「えーっと、とりあえず先生をベッドまで運ぶか」


 僕は先生をベッドまで運ぶと荷物をカバン置き場に置いた。


「僕の荷物はどこに置けばいい?」


「客人用の荷物置き場に置けばいい」


「そうか。ありがとう。まあ、もう帰るんだけどな」


「……行かないで」


「……え?」


「……一人にしないで」


「うーん、困ったなー。どうしよう」


「お義兄にいちゃんはどうしたいの?」


「うおっ! びっくりしたー。心臓止まるかと思った」


「守護霊のくせにビビりなのね」


「そ、そんなことはない……多分」


「なあ、夏樹なつき。先生を放置して帰ったらどうなると思う?」


「多分明日から学校に来なくなると思うよ」


「そうか。じゃあ、ちょっと買い物に行ってくるから留守番しててくれ」


「はーい、気をつけてね」


「ああ」


「……いいのか?」


「何が?」


「いや、その……あいつ先生ルート入りかけてないか?」


「違うよ、先生が私たちのハーレムルートに入っただけだよ」


「な、なるほど」


 私はお義兄にいちゃんが帰ってくるまで先生の疲労や悪夢の元を私の髪で消しまくった。少しやりすぎちゃったけど、まあ私たちのハーレム入りするんだから問題ないよね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ