怪事件
夕方……帰宅中……。
地球観光楽しかったなー。また誰かと行きたいなー。
「雅人ー! 依頼来てるよー!」
幼馴染の『百々目鬼 羅々』が駆け寄ってくる。僕は早く家に帰りたいんだけどなー、まあ、話だけは聞いてやるか。
「羅々、それは今日中に解決しないといけない内容なのか?」
「たしかに。というか、そろそろお義兄ちゃんに難しい依頼押し付けるのやめてよ」
「ゲーム実況者たちがいきなり行方不明になる怪事件なんだよー。犯人は私の目の力で特定できてるけど、そいつ上級悪魔と合体してるから厄介なの! だから、お願い! 二人とも力を貸して!!」
「ゲーム実況者だけを狙ってるってことは犯人はファンかゲーム実況者かな?」
「まあ、どっちにしろ闇堕ちしてるから早めに対処した方がいいね」
「で、どうするの? 私に手を貸すの? 貸さないの?」
「貸すよ。上級悪魔を放っておくわけにはいかないからな」
「そうだね、一度ぼこぼこにしといた方がいいね」
「夏樹も手を貸してくれるのか?」
「うん。まあ、お義兄ちゃん以外に手を貸すつもりはないけどね」
「そっかー! よかったー! じゃあ、案内するね! こっちだよー!!」
「はいはい」
「はーい」




