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世界最大の両生類

 次の日、容姿が元に戻った。


「うーん、今週はどんな話にしようかなー」


「……けて……助けて……」


「んー? なあ、セイローン。今なんか言ったか?」


「ううん」


「じゃあ、けーちゃんか?」


「いえ、違います」


「じゃあ、シキか?」


「ううん、違うよ」


「……けて……助けて……」


「あっ、また聞こえた。もうー、なんだよ、助けてって」


「お兄さん、それどの方角から聞こえる?」


「え? うーん、ゴーグルマップ開いていいか?」


「いいわよ」


「えーっと、西日本の……中国地方あたりからかな?」


「そう……。シキ、カラスたちにそのあたりを捜索するようお願いして」


「いいけど範囲広くない?」


「うっ……! な、なんだ! この映像は!」


「お兄さん! どうしたの!? 大丈夫!?」


「い、痛い……人間たちに……連れていかれる……。ハ○ザギラン……」


「なるほどね。けーちゃん、お兄さんのそばにいてあげて」


「は、はい! 分かりました!」


「シキ、カラスたちに中国地方にいる世界最大の両生類を探すようお願いして。私は今から文化庁に電話するから」


「分かった。みんな出番よ」


 部屋の外からカラスたちの鳴き声が聞こえる。カラスたちは一斉に飛び立ち、助けを必要としている世界最大の両生類を探し始めた。


「お、おい、セイローン。いったい何をするつもりなんだ?」


「おやすみなさい、お兄さん」


「え? あー、うん、おやすみ……」


「え、えーっと、お二人はこれから何をしに行くんですか?」


「密猟者に罰を与えに行くのよ」


「な、なるほど。気をつけてくださいね」


「ええ」


「セイローンちゃん、見つけたよ。場所は〇〇だよ」


「分かったわ。あっ、もしもし、とりあえず今から私が言うことを全て信じてください。はい、全てです。では、現状を報告します。実は……」


 次の日、とある密猟者グループが逮捕されたという情報がたくさんのメディアに取り上げられた。元文化庁の職員が散歩中に密猟者グループを発見、通報、逮捕という流れになっていたため、おそらくセイローンが何かしたのだろう。うーん、でも、なんで俺にだけ声が聞こえたんだろう。不思議だなー。

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