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対決? 星の王と漫画の神様

 そろそろ終わらせたいなー。


「ねえ、漫画の神様」


「ほ、ほほほ、星の王!? わ、私に何か御用ですか?」


「いやあ、もうゴールさせてあげてもいいかなーって」


「ゴール?」


「えっとね、僕が作った世界にいるあの漫画家の夢をそろそろ叶えてあげたいんだよ」


「なるほど。まあ、必要なものは全て揃っていますからあとはタイミングさえ合えばゴールできると思います」


「そっかー。えっと、タイミングが合うのはいつ頃になりそう?」


「そうですねー。えーっと、三年後になりますねー」


「三ヶ月後とかにはできないの?」


「急がば回れ。石の上にも三年。果報は寝て待て。星の王、彼に危険な道を進ませる必要はありません。今は辛抱して時機が来るのを待つのが吉です」


「鉄は熱いうちに打て。一寸の光陰こういんかろんずべからず。かぬ種は生えぬ。早めに手を打っておいた方がいいと思うよ。何が起きるか分からないんだから」


「し、しかし!」


「それと辛抱してる時間もったいないよ、僕からしたら無駄な時間だよ」


「そ、そんなことありません! 辛抱や待つことは無駄ではありません!」


「ふーん、でもさ、それだといつまで経っても実を結ばないんじゃない?」


「うっ……! そ、それは……」


「ごめん。ちょっと言いすぎた。今日はこれくらいにしておくよ。じゃあ、またね、漫画の神様」


「は、はい……」


 その後、漫画の神様はしばらくの間引きこもった。

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