表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1662/1940

試用期間 後編

 けーちゃん(毛女郎けじょうろう)が来てから三ヶ月が経過した。今日で試用期間が終わる。


「セイローン、けーちゃんのことなんだが」


「合格よ」


「え?」


「けーちゃんがいなかったら何回か間に合ってない時がちらほらあったからこれからもいてくれると助かるわ」


「だってよ! けーちゃん! やったな!!」


「あ、ありがとうございます! 私、これからも頑張ります!!」


「顔のパーツ全部ないのに泣けるのね。けーちゃんの体はどうなってるの?」


「こ、これは涙ではなく髪から漏れてる私の霊力なんです」


「そう。えっと、じゃあ、落ち着いたら仕事再開して」


「は、はい! なるべく早く再開できるようにします!!」


「泣きたい時に泣いておかないと仕事に集中できないと思うから思い切り泣いていいわよ」


「は、はい! そうします!! うええええん! 嬉しい! 嬉しいよー! 私、先生のアシスタントになれた! 私、今すっごく幸せー!!」


「よかったな、けーちゃん」


「はいー!!」


「お兄さんのファンってなんか変なのばっかりね」


「そうか?」


「そうよ」


「そうかなー? まあ、いいや。えっと、今週はどんな話にしようかなー」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ