表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1627/1940

妖宙うぉ〜ずのネーム

 妖宙うぉ〜ずのネームを妖怪セイローンに見せると彼女はうんうんと頷きながら俺の頭を撫でた。


「よしよし、やればできるじゃない!」


「そ、そうかなー」


「これなら大丈夫よ。さぁ、早く田中さんのところに持っていきましょう」


「えー、もう夕方だから明日でいいよー」


「あのねー、こういうのはできるだけ早く見せた方がいいの! さぁ! 行くわよ!!」


「わ、分かった。分かったからそう急かすなよ」


 *


「……どう、ですか?」


「先生」


「な、何ですか?」


「これなら長期連載できますよ」


「ほ、本当ですか!?」


「はい。まあ、でも、会議でなんと言われるのか分からないので期待せずに待っていてください」


「は、はい!!」


「よかったわね、お兄さん」


「ああ! お前のおかげで夢に一歩近づいたよ!」


「はいはい。分かった分かった。ほら、早く帰るわよ」


「えー、なんかおいしいもの食べたーい」


「何? 私の手料理じゃ不満?」


「いえ、そんなことないです」


「そう。じゃあ、早く帰るわよ」


「はーい。それじゃあ、失礼します」


「はい」


 星の王から聞いた話によると彼女は先生のファンの愛から生まれた妖怪らしいですからねー。これくらいできて当然です。まあ、会議でなんと言われるか分からないので油断できないんですけどね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ