未来新聞 悪用厳禁
未来新聞が悪用されていることを知った僕はすぐに宝くじ売り場に向かった。
「あなたですね、未来新聞を悪用しているのは」
「な、なんだ? お前。俺はただ宝くじを買いに来ただけだぞ?」
「では、服の下に隠している新聞を僕に見せてください」
「あっ! 空飛ぶ豚!」
「あれはただのおもちゃです。さぁ、早く新聞を見せてください」
「お、お前になんか見せてやんねえよ! あばよ!」
「あっ、逃げた。まあ、いいや。どうせここに戻ってから。なあ? ミラクルクラゲ」
「はい、その通りです。彼はもうすぐここに戻ってきます」
「た、た、た、助けてくれー! 新聞に殺されるー!」
「おっ、来た来た」
「おい! お前! これはいったい何なんだよ!」
「未来新聞だよ」
「そんなの読めば分かる! 俺が今知りたいのはなんでいきなり新聞が化け物になったのかだ!!」
「悪用するとそうなるんだよ」
「それを早く言えー!!」
「僕がそのことを伝える前にあなたは逃げ出しましたからねー」
「悠長にしゃべってないで早く俺を助けろー!」
「はいはい。おいで、未来新聞。おうちに帰ろう」
「ニュー!」
「よしよし、いい子いい子」
「ふぅ……助かったー」
「いえ、あなたは未来新聞を悪用したのでこれからやってくる未来の警察に捕まります」
「そ、そんなー! なんとかしてくれよー!」
「一つだけ捕まらない方法があります」
「それはなんだ! 早く教えてくれ!!」
「それは……」
「それは?」
「あなたが未来新聞になることです」
「……え?」
「どちらか選んでください。さぁ、早く」
「ど、どっちも嫌だー!」
「では、未来の刑務所にある未来新聞になってください」
「うわああああああああああああああああああ!!」
「ここまで未来新聞に書いてある通りだな。このあとどうなるんだろう」
「彼の人生は終わったので永久に分かりません」
「そっか。じゃあ、帰ろうか」
「はい」
「ニュー!」




