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バニップの正体
バニップは、オーストラリアの川や湖に棲んでいるとされる伝説のUMAである。主にニューサウスウェールズ州やクイーンズランド州の水辺に生息している。
姿についてはカバやワニのようだと言われている。また、大きな鳴き声を放つという共通点がある。これまでに正体の候補に挙げられてきた生物は主にヒョウアザラシ、ゾウアザラシ、イリエワニ、ミズオオトカゲ、絶滅種だとメガラニア、ディプロトドン、ティラコレオなどがある。一応、恐竜説もある。
まあ、ただの水神様の使いなのだが。
「今日も異常ありません! 定期連絡終了!!」
「大きな声でしたねー」
「バニップはいつもこうなんだよ」
「へえ、そうなんですか。ところでバニップの本当の姿ってどんな感じなんですか?」
「自分の正体を隠すために数秒ごとに姿を変えてるからなー、僕は一応星の王だから知ってるけど口が裂けても言えないなー」
「分かりました。というか、バニップってすごく用心深いんですね」
「そうなんだよー」




