表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1546/1941

ヤマピカリャーズ、登場

 ヤマピカリャーは元はイリオモテヤマネコであったと考えられているUMAである。その名は現地の方言で『山の中で目の光るもの』を意味しており体長は二メートル弱、体色は茶色で尻尾は地面に届くほど長く、体には豹のような縞模様を持つ。

 非常に身軽で枝から枝へ、岩から岩へと飛び移ることができる。さらに三メートル以上もジャンプするほどの脚力を持っている。

 また体長は犬ほどの大きさで縞模様は上半身だけ虎毛で尻尾は長く非常に獰猛な性格をしているという目撃談もある。これに関してはたくさんいるから見た目に違いがあるのは当然だと答えるしかない。

 ここは西表島。


「ヤマピカリャーズ! ごはんだよー!!」


『はーい!』


 相変わらずよく食べるなー。


「ねえ、最近変わったことはないかな?」


「ないよー」


「ないない」


「平和ー」


「暇」


「退屈ー」


「つまんなーい!」


「そうかそうか。じゃあ、またね」


「待って!」


「いかないで!」


「もっとおしゃべりしようよー」


「ごはんおいしい」


「好き」


「逃がさないよー!」


「分かった分かった。じゃあ、人間たちが最近作ってる新兵器について話そうかな」


『それって地獄出身の私たちを倒せる兵器なのー?』


「あー、無理無理。というか、そんなの作れたらとっくに地獄にケンカ売ってるよ」


『だよねー!』


 マスター、このネコたちちょっと怖いです。

 メルン、これが彼女たちの素なんだよ。

 そうですか……。

 マスターはネコたちが満足するまでずっとネコたちと話をしていました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ