モンゴリアン・デス・ワームとの対話
モンゴリアン・デス・ワーム。それはゴビ砂漠周辺に生息している巨大なミミズやイモムシのようなUMAである。頭部に牙があり獲物を狩る際に強力な毒を吹きかける。また尾部付近から強い電気を放つらしい。そんな巨大かつ凶暴なUMAが短い雨季の間によく現れるのだから地元の人たちは怖くてあまり外出できない。
「モンモン! モン! モモン!!」
「そうか。君は地面の下にある財宝を守ってるんだね。でも、だからって何の罪もない動物たちを攻撃するのはよくないよ」
「モンモン!」
「え? ご主人様が帰ってくるまでここにいるのか? えっと、多分君のご主人様はもうこの世にいないよ」
「モン?」
※え?
「だって君は少なくとも千年はここにいるんだよ? ほとんどの生き物はとっくに死んでるよ」
「モーン……」
※そんな……。
「でも、君はすごいよ。ちゃんと主人の言いつけを守ってるんだから」
「モン?」
※そうなの?
「うん、すごいよ。で、これから君はどうしたい?」
「モン!!」
「そうか。今まで通りここにいたいのか。じゃあ、この見張り用ネズミロボットをここに置いていくね」
「モン?」
※これ、なあに?
「これはね財宝を盗もうとするやつが近づくとチューチュー鳴くんだよ。だから、これからはこれが鳴いた時だけ姿を見せるようにしてほしいんだ。ダメかな?」
「モーン!」
※いいよ!
「ありがとう。じゃあ、またね」
「モンモーン!」
※バイバーイ!
「うん、バイバイ」
「マスター! 待ってくださーい!!」
「モンモーン!」
※またねー!




