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ミネソタ・アイスマン、惰眠を貪る
ミネソタ・アイスマン。それは戦後から数十年が経過した頃、アメリカのミネソタ州で発見された謎の獣人の氷漬け死体のことである。模型はとある博物館にあるが本物の行方は分からない。
ここはUMA保護エリア。
「えーっと、あそこでパンダと一緒に寝ているゴリラみたいなのが例の獣人なんですか?」
「ああ、そうだ」
「なんというか普通のゴリラにしか見えませんね」
「一応、ゴリラの先祖だからな」
「そうなんですか?」
「ああ。でも、筋肉が重すぎて歩けないんだよ」
「え? そうなんですか?」
「ああ。だからゴロゴロ転がらないと移動できないんだよ」
「へえ。ところであれは例の模型の元になった個体なんですか?」
「いや、別個体だよ」
「え? じゃあ、昔はあんなのがそのへんにいたんですか?」
「まあな」
「へえ、そうなんですかー。あっ! マスター、もうすぐお昼ですよ! そろそろ帰りましょう」
「そうだな。じゃあ、一緒に帰るか」
「はい!!」




