宇宙生物アルターゴゾ・エルバッキー・ムニューダー
宇宙生物アルターゴゾ・エルバッキー・ムニューダー。
赤茶色の猫のような見た目だが眼が発光しており尻尾はビーバーのもののように大きい。そのUMAが本当にいるのかどうかはともかく、いろんな人がその宇宙生物についての情報を世界中に伝えてくれたおかげで同名の生き物が地球によって生み出された。それは自らUMA保護エリアにやってきて「ここに住みたいにゃー」と言ったらしい。
「やあ、エルバッキー。元気?」
「元気だけど退屈だにゃー」
「そうか。じゃあ、かくれんぼでもしようか」
「いいけど範囲はどうするのにゃー?」
「地球全域でいいよ」
「広いにゃー。でも、面白そうだからやるにゃー」
「そうか。じゃあ、最初はエルバッキーが隠れてくれ」
「はいにゃー」
「十分経ったら探しに行くぞー」
「分かったにゃー」
十分後。
「よし、探しに行くか」
「マスター! エルバッキーがどこにいるのか分かるんですか?」
「あいつはほぼ猫だからあったかい場所にいると思うぞ」
「そうなんですか?」
「ああ、そうだ。よし、じゃあ、一緒にエルバッキーを探しに行こうか」
「はーい!」
エルバッキーは僕の家の近くにある公園のベンチの上でお昼寝をしていた。
「……エルバッキー、みーつけた」
「見つかっちゃったにゃー」
「マスター! 次はマスターが隠れる番ですよー!」
「そうだな。エルバッキー、十分経ったら探し始めるんだぞ」
「はいにゃー……グー……グー……」
「寝ちゃいましたね」
「そうだな……。なあ、メルン。僕と一緒にこいつをUMA保護エリアまで運んでくれないか?」
「承知しました!!」
「ありがとう。じゃあ、行こうか」
「はい!!」
エルバッキーと遊ぶとだいたいこうなる。さてと、じゃあ、行くか。




