放課後、一人で視聴覚室に来てください
僕たちのクラスの担任『美山 黒百合』についていくつか分かったことがある。出身は別宇宙のどこか。誕生日は九月七日。年齢秘密。血液型はO。身長百二十センチ。体重秘密。スリーサイズ秘密。後ろ髪は腰まであり髪の色は暗紫褐色。まあ、黒っぽい赤紫だ。見た目は幼女だが一応成人している。好きな食べ物はゼリー。
「私についてもっと知りたい人は昼休みに先生のところに来てください。では、授業を始めます。みなさん、現代文の教科書を出してください」
『はーい』
うーん、どうやら彼女の守護霊はみんなには見えてないみたいだな。えーっと、これはもしかしてアレかな? こいつと同等かそれ以上の強さがないと見えないパターンかな? うーん、まあ、いいや。
「あっ、そうだ。『山本 雅人』くん」
ん? なんだろう。
「はい」
「放課後、一人で視聴覚室に来てください」
なんで視聴覚室なんだろう……。
「分かりました」
「先生! 山本に何かするつもりなんですか?」
「『井伊 太刀』くん、あなたが期待しているようなことはしないので授業に集中してください」
「はーい、わっかりましたー!!」
「よろしい。では、授業を再開します」




