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希望のかけらの反応あり

 希望のかけらの反応あり。僕はそれが絶望のかけらが動き出す前に現場でそれを探し始めた。


「……このへんにいるな」


「……ホプー」


 僕の頭上に小さな光の球が現れる。そうか、これが希望のかけらか。


「おいでー、怖くないよー」


「ホプー」


 それは僕の胸に触れると僕の体内に侵入した。その直後、それが僕の体内に入るまでの記憶が僕の頭の中に流れ込んだ。


「お疲れ様。よく頑張ったね」


「ディスー」


「絶望のかけらか。残念だったな、今回は僕の勝ちだ」


「ディスー」


「お前に渡すわけないだろ。じゃ」


「ディスー……」


 追っては来ないな。よし、さっさと帰ろう。絶望のかけらはため息を吐くとどこかに行ってしまった。

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