表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1418/1941

ピピポン星編 下

 バグル星で流れた動画はあまり効果がなかったため、すぐに幻覚作戦を発動。これによりバグル星人たちは条件を満たさない限り嫌がらせをしてもあまり反応してもらえない幻覚に囚われ続けることになる。その条件とは嫌がらせをするのが嫌になったまたは嫌いになるといった嫌がらせに対して嫌悪感を抱いた時である。


「ありがとうございます! あなたのおかげでこの星だけでなくバグル星人たちの被害を受けた星々も救われました!」


「そうか。じゃあ、僕はこれで」


「待ってください! 実は私、この星の王女なんです!」


「え? あー、うん」


「あれ? もしかしてご存知でした?」


「まあ、なんとなくそうなんじゃないかなーとは思ってたよ」


「そ、そうですか。コホン……えーっと、まあ、その、お礼というか、なんというか……私と結婚してください!!」


「僕、子持ちだよ?」


「全然大丈夫です!」


「許嫁もいるし」


「全然大丈夫です!」


「いや、でも、僕の妹が許してくれないと思うよ」


「それは困ります! よおし、まずは妹さんと仲良くなるぞー!!」


「えーっと、もしかしてうちに居候する気満々だったりする?」


「はい!!」


「そうか……じゃあ、まず僕の妹に許可をもらわないといけないね」


「何のですか?」


「同棲してもいいかどうかだよ」


「なるほど! でも、私恋愛経験一切ないので恋とか愛とかってよく分からないんですよねー」


「そうか。うーん、特定の誰かと一緒にいたいって思ったら恋の始まり……という噂を聞いたことがあるなー」


「なるほどー。メモメモ!」


「えっと、じゃあ、準備ができたら呼んでくれ。僕はそのへん散歩してるから」


「はい! 分かりました!!」


 僕はピピポン星人のピンの準備ができるまでそのへんを散歩していた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ