1389/1941
あー、えーっと、手伝った方がいい?
これはアレか? クズの種とサボテンの種とミントの種を取り込んだせいか? まあ、いいや。とりあえず手で慰めよう。
「お兄ちゃーん、私の靴下片方ないんだけど、どこにあるか知らな……って、あー、えーっと、手伝った方がいい?」
「いや、大丈夫だ」
「でも」
「これはさっき取り込んだ種のせいなんだ。だから」
「ねえ、お兄ちゃん。私の体、使う?」
「夏樹、いくら兄妹でも越えてはいけない一線が」
「でも、このままじゃ眠れないでしょ?」
「そ、それはそうだが」
「ねえ、お兄ちゃん」
「な、なんだ?」
「ここだと部屋が汚れるかもしれないからお風呂場でしようよ」
「そ、そうだな。よし、そうしよう」
「私も行くー」
「ダメだ、お前は早く寝ろ」
「お兄ちゃんはおかずなしで天国に行けるの?」
「うっ……そ、それは」
「私がいた方が早く終わるよー。さぁ! 早くお風呂場に行こう!!」
「じ、実の妹に見られながらできるかー!!」
「そっか。じゃあ、私は浴室の外にいるね」
「あー、まあ、それならいいかな」
「決まりだね。よし、じゃあ、行こう!」
「お、おー」




