表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1365/1941

ふぅ……やっと出られた

 うちの寺にはとある妖怪を封印している壺がある。俺が知っているのはそれだけ。それが寺のどこにあるのか、どんな妖怪が封印されているのかも分からない。けど、最近それがどこにあるのか判明した。寺の倉庫の隅っこに置いてある木箱の中だ。お札が何枚も貼ってあるから間違いない。それを見つけた瞬間、俺の理性は好奇心にふっ飛ばされてしまったため俺はそれをこっそり自分の部屋に運び、封印を解いた。


「ふぅ……やっと出られた。うーん、でも、こいつの体なんかしっくりこないなー。というか、おなか空いたなー」


「おい! 一翔かずと!! お前、あの壺をどこにやった!!」


 誰? こいつ。えーっと、この体の記憶によると……あー、こいつの祖父か。


「女の子の部屋に勝手に入ってこないでよ、エッチ」


「お、お前は!!」


「はぁ……おなか空いたー。あっ、私に何かしようとしたらこいつ殺すから。じゃ、そういうことでー」


「あっ! こら! 待て!! うおっ!! こ、腰が!!」


「あはははは! 人間ってやっぱり貧弱だねー」


 さあて、どこに行こうかなー。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ