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ミステリアスクラゲ

 どうやら巨大ナマコからもらった新種のクラゲはどんな環境にも適応できるようだ。人工太陽の中に入れても絶対零度の部屋の中に入れてもいつも通りフヨフヨ漂っている。


「ねえ、お兄ちゃん。こいつ、何なの?」


「さぁな。でも、これだけは分かる。こいつはどこにいてもマイペースってことだ」


「それはまあ、そうだけど」


「なんだ? こいつのこと知りたいのか?」


「まあね」


「そうか。じゃあ、調べてみようか」


「調べる? どうやって?」


「そりゃあもう色々するんだよ」


「色々って?」


「いろんな食べ物を見せたり、いろんなところに連れて行ったり、いろんな生き物の子孫の残し方を見せたりするんだよ」


「ふーん。じゃあ、いろんなビデオ集めないといけないね」


「お、おう、そうだな」


「あっ、ミステリアスクラゲがリビングの窓をすり抜けて外に出ていったよ」


「な、なんだって!? それは大変だ! 早く追いかけよう!! というか、ミステリアスクラゲってあいつの名前か?」


「うん。略してミクラ」


「そうか、ミクラか。じゃあ、これからはあいつのことそう呼ぶよ。おーい! ミクラー! どこ行くんだー!!」


「ミクラちゃーん! お願いだからちょっと止まってー!」


 やれやれ、ミクラはいつもマイペースだなー。

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