表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1236/1941

水の精がやってきた

 あっ、雨降ってきた。洗濯物取り込まないといけないなー。


雅人まさとさん、洗濯物ならもう取り込んであるので大丈夫です」


「そうか。ありがとう、童子わらこ


「どういたしまして」


「ん? お前の肩になんかいるぞ?」


「虫ですか?」


「いや、違う。これは多分、水の精だ」


「そうですか。では、今すぐ外に逃がしてきます」


「待て。こいつ、なんか元気なさそうだから元気になるまでうちで面倒を見よう」


「はぁ、そうですか。分かりました」


「ん? 反対しないのか?」


「私はそこまで鬼ではありません。それに」


「それに?」


「いえ、なんでもありません。では、まず水を入れたコップの中に入れてみましょうか」


「そんなことして大丈夫か? 溺れたりしないか?」


「水の精が溺れるなんてありえません」


「でも、今弱ってるぞ?」


「大丈夫ですよ。この子は少し疲れているだけですから」


「そうか。よし、じゃあ、水持ってくるからお前はそこで待っててくれ」


「はい、分かりました。あなた」


 あなたって……。


「あなたは余計だ」


「はいはい」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ