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アースちゃんの部屋
アースちゃんの部屋……。
「……ここは」
「ここは私の部屋だよ」
「君は……」
「私の名前はアース。近い将来あなたと結婚する存在だよ」
「そうか……。ん? もしかして少し先の未来からやってきた僕の娘って」
「あの娘は私とあなたの娘じゃないよ。まあ、詳細はまだ言えないけどね」
「そうか。で? 僕は何をすればいいんだ?」
「うーん、しばらくは見学かなー。あっ、お茶いる?」
お茶あるのか。
「ありがとう。いただくよ」
「オッケー」
彼女が指をパチンと鳴らすと麦茶が入ったコップが二つ現れた。そのうちの一つが僕の手元までやってくる。
「どうぞ」
「あ、ありがとう」
この部屋、何もないな。
「ねえ、君はどんな王になりたい?」
「え? いや、いきなりそんなこと訊かれても」
「いいから答えて」
「……うーん、そうだなー。とりあえず今より悪くならないようにしないといけないな」
「なるほどね。じゃあ、今から私と交わろうか」
「……え?」




