表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1170/1940

太刀魚隊長

 涼しい風が吹く休日、人魚は護衛と共にやってきた。おー、全員浮遊してるな。もしかして全員、舞〇術を習得してるのかな?


「お久しぶりです。私のいとしの王子様。約束通り、遊びに来ました」


「あー、うん、いらっしゃい」


「貴様! 親しき仲にも礼儀ありという言葉を知らぬのか!!」


 今ので怒るのか。ん? でも、よく見ると顔がちょっと赤いな。あー、なるほど、そういうことか。


太刀魚たちうお隊長、このお方に何かしたらあなたは今日限りでクビですよ」


「ガーン!! そ、そんなー」


「失礼しました。こう見えて根は優しいのでどうかお許しください」


「あー、うん、大丈夫だよ。えっと、どうする? このへん散歩する? それとも」


「あなたの実家を見てみたいです」


「え? あー、うん、別にいいよ。えっと、お手をどうぞ、お姫様」


「あら、ありがとう。私のいとしの王子様」


 あの人魚、お兄ちゃんしか見てない……。絶対お兄ちゃんの遺伝子目当てだ。でも、大丈夫。私の目が黒いうちは誰ともそういうことさせないから。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ