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今日中に夜雀警備会社に電話しておこう

 助っ人はうちの部員たちだった。百々目鬼(とどめき)と雪女と天狗と後神うしろがみ。みんな頼りになる優秀な部員だ。夏樹なつき(僕の実の妹)は少し先の未来からやってきた僕の娘と大事な話をしているため来られなかった。


「ねえ、雅人まさと。ここにゴミ捨てたやつら特定できたけど、どうする?」


 僕の幼馴染『百々目鬼(とどめき) 羅々(らら)』は無数の目で何でも見通せるため隠し事をしてもすぐにバレてしまう。


「どうもしないよ。まあ、現行犯なら通報するけど」


「そっかー。分かった。えっと、このゴミどうする?」


「餓鬼道まで運ぶから手伝ってくれ」


「あー、たしかにあそこなら何でも燃えるねー。いや、燃え尽きるって言った方がいいかな?」


「だな。えっと、じゃあ、とりあえずゴミを浮かせようか」


 天狗の団扇うちわで風邪を起こした後、宙に浮いたゴミを雪女の冷気で凍らせ有害物質が漏れないようにする。後神は僕の幼馴染と一緒に他にゴミがないか探している。


「えーっと、ゴミは座敷童子の童子わらこに頼んで地獄まで送ってもらうからいいとして、ついでに川の中を掃除しようか」


『おー!!』


 ようやく到着した河童たちと共に僕たちは川の中を掃除した。川の中にはタバコの吸い殻やお菓子の袋などがあった。誰かは分からないが誰かが捨てたということをゴミたちが教えてくれる。これらも全て僕の幼馴染の目の力を使えば特定できるが、捨てた本人は覚えていないだろうし、どうせ死んだ後地獄で泣くことになるから放っておこう。


「だいぶきれいになったなー」


「そうだな。ありがとう、雅人まさと。ところでこれから私とデートしないか?」


「川姫、まだ僕のこと諦めてないのか?」


「まだとはなんだ、まだとは。というか、お前はまだ誰とも付き合っていないのか?」


「まあ、そうだな」


「なら、良いではないか」


「いいのか? 夏樹なつきに刺されても知らないぞ?」


「安心しろ。ちょっとそのへんを散歩するだけだ。なあ? それくらいならいいだろう?」


「うーん、今の発言をおそらく聞いてる夏樹なつきが来ないってことは多分大丈夫なんだろうな」


「そうか! では、くぞ! 雅人まさと!!」


「はいはい。あっ、みんなお疲れ様。もう解散していいよ」


『はーい』


 まあ、また誰かここにゴミを捨てに来るだろうから今日中に夜雀警備会社に連絡しておこう。

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