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ハクセキレイ

 あっ、ハクセキレイだ。たしか幸運を呼ぶ鳥だったかな? 何かいいことあるといいなー。


「ねえ、お父さん」


「んー? なんだー?」


「もうすぐ私が酷い目にうって言ったら信じる?」


 少し先の未来からやってきた僕の娘は唐突にそう言った。


「ハクセキレイを見たばっかりなのに?」


「うん」


「うーん、まあ、その時は僕がなんとかするよ」


「なんとかって?」


「僕が持ってる力の全てを使って君を守る」


「ホントに?」


「君が僕の娘じゃなくても僕はきっとそうするよ。目の前で誰かが傷つくところを見たくないから」


「そうですか。分かりました。では、私はあなたの言葉を信じます」


「お、おう」


 その直後、やつは僕たちの前に姿を現した。まるで僕たちがここに来るのを待っていたかのように。やつの奇声が町中に響き渡ると同時に僕たちはやつの固有空間に閉じ込められた。

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