表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1049/1940

今日は私と一緒に寝よう♡

 キューちゃんは傷ついた私の心を少しだけやしてくれた。


「ありがとう、キューちゃん。あんた、結構いいやつなのね」


「あのお人好しのパパから生まれたんだから当然だよー」


「そう。はぁ……お兄ちゃん早く戻ってこないかなー」


夏樹なつきちゃん、噂をすると影がさすよー」


「はいはい」


夏樹なつき、もう出ていいぞ」


「あっ、お兄ちゃん。え? もういいの?」


「ああ、いいぞ。ほら、体()いてやるから早く来い」


「え? あー、うん、分かった」


 私が浴室から出るとお兄ちゃんは私の体をバスタオルで丁寧にき始めた。


「ねえ、お兄ちゃん。んー? なんだ?」


「あのね、さっきのは全部……」


「あー、八尺ちゃんがお前を悪人にしようとしてたことなら知ってるぞ」


「え? そうなの?」


「人間やめると色々分かっちゃうんだよ。知りたいことも知りたくないことも」


「分かる! たまに寿命とか分かるよね!!」


「ああ。というか、死期が分かるのってきついよな」


「そうだね。でも、そのうち慣れるよ」


「そうかなー」


「そうだよ」


「そうだといいなー。あっ、そうそう八尺ちゃんは童子わらこの子守唄聞いたら秒で寝たぞ」


「え? そうなの?」


「ああ。今は僕の部屋のベッドで寝てるよ」


「へえ、そうなんだ。ん? ちょっと待って。お兄ちゃんは今日どこで寝るの?」


「うーん、リビングのソファかなー」


「そんなところで寝たら風邪ひいちゃうよ! ねえ、お兄ちゃん。今日は私と一緒に寝よう♡」


 夏樹なつき(僕の実の妹)は僕の目をじっと見つめている。えーっと、これは僕が首を縦に振らないとずっとこのままなのかな?


「……分かった。そうするよ」


「やったー! ありがとう! お兄ちゃん!! 大好きー!」


 夏樹なつきは全裸で僕に抱きつく。


「よしよし、夏樹なつきは甘えん坊さんだなー」


「うん、そうだよー。ちゅきちゅきー♡」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ