今日の三文字は
夏樹(僕の実の妹)とレイナ(白髪ロングの幼女だが宇宙人である)の体を洗った後、僕は座敷童子の童子の部屋で検査を受けた。
「どうだ? 何か分かったか?」
「怖いくらい健康だということが分かりました」
「え? 健康? 寿命を削る大技使ったのに?」
「はい。まあ、雅人さんはもう人間ではありませんから今回のような大技を何度使っても死ぬことはありません。ただ、体に負担がかからないわけではないので連続使用は避けてください」
「分かった。なあ、童子」
「何ですか?」
「僕に文字の使い方を教えてくれないか?」
「それは文字使いになりたいということですか?」
「ああ、そうだ」
「そうですか……。まあ、使えるようになれば今よりできることは増えますね。ですが、文字を書き終わる前に攻撃されると致命傷を負う可能性があります。なので、できるだけ画数が少ないものから教えていくことになりますがよろしいですか?」
「うん、それでいいよ」
「そうですか。では、今日から始めましょう。毎日三文字ずつ教えるので今日教わった文字はノートに書いておいてください」
「分かった!!」
「よろしい。では、さっそく始めましょう。今日の三文字は」




