表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/4

エピローグ

「いいプレゼントだってよ!よかったな」


「えっへん、当然だ」


サンタは胸を張ってどや顔を浮かべる。


「うわぁ、偉そう。誉めなきゃよかった」


「トナカイなんか言った?」


「いや、なんにも。そういえばあのツリーどうやって作ったんだよ」


「トナカイわかんないの~。ププー」


今ものすごくこの仕事をストライキしたいとトナカイは思った。だがその前にツリーをどうやって作ったのか知りたい。


「で?どうやって作ったんですかサ・ン・タさん」


「ふふん、ミョウバンの飽和水溶液に市販のツリーを浸けたんだよ。よく理科の実験でモールをミョウバンの溶液につけるとモールにミョウバンの結晶が出来るだろう?それをツリーでやったのさ!」


なるほど、これが溶けない雪の正体か。


「でもあのツリー、150センチくらいだけどミョウバンどれくらい使ったんだ?」


「‥‥‥‥」


サンタは、その言葉に青くなって黙った。


「それじゃあ質問を変えるあれを作るのにいくらかかった?」


「********円」


「あほかぁ!サンタクロース協会から配分される一人あたりのプレゼントの金額越えてるだろ!!」


「えへ♪だからその分"僕ら"の給料からさっ引いちゃった」


その表情は、とあるケーキ屋のマスコットを彷彿させる


「えへ♪じゃねー―――!!」


「トナカイくん、僕らはお金以上の報酬を貰っているじゃないか!みてみなよ。あの子の笑顔」


「確かにいい笑顔だけどな!俺はあの子の笑顔が見たいんだよ~~」


トナカイがさめざめと泣き出した。



「えっ!?トナカイくん彼女でもいるの??誰々?どんな子?」


「絶対教えないつうの!」




この凸凹コンビにもクリスマスの奇跡を!

Merry X'mas!

これにて完結です。Happy X'mas!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ