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グビラ舞う  作者: 庵字
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第一章 消えたナイフ

 被害者の兄、(まえ)(はた)(はつ)(ろう)が、弟の()(ろう)に電話をかけたのが午後一時半のこと。初郎は一階の台所にいて、切らしているコーヒー豆のストックのありかを尋ねる目的だったという。三階にある治郎の自室まで上り下りするのを億劫に感じたからだ。が、コール音が数回繰り返しても弟は応答しない。午睡でもしているのだろうか、あの活動的な弟らしくないが……。怪訝に思いながら、仕方なく初郎は台所を出て階段を上り始めた。スマートフォンは耳に当て、呼び出しは維持したままだった。二階を通過して三階に辿り着く。個人邸宅として三階建ては珍しいが、狭い土地に家主が希望する屋内スペースを確保するための、やむなき措置による措置のため、特段に治郎が裕福だというわけでもない。

 階段を上り着くと、すぐに治郎の部屋のドアは目に出来る。階段を上るたび、壁越しに聞こえてくるスマートフォンの呼び出し音は大きさを増している。まだ弟は応答していない。初郎は、とうとう治郎の部屋の前まで辿り着いてしまった。そこで、隣の部屋のドアが開き、男性が顔を見せた。昨日から泊まりに来ている初郎の甥、前畠(あら)()である。それからすぐに、さらに隣のドアも開き、そこからは女性が顔を覗かせた。新太の妹、(すず)()。こちらは姪ということになる。この家の階段は、踏むと独特のきしみ音が鳴る。二人とも、それを聞きつけたのだと思われた。


「さっきから、ずっとスマホが鳴ってますよね……」


 涼香は怪訝な表情を向ける。


「そうなんだ」と初郎はスマートフォンの呼び出しを中止した。同時に、ドア越しに聞こえていた呼び出し音もぴたりと止まる。「治郎のやつ、留守電設定はしていないんだな。それにしても、どうして応答しないんだろう?」

「寝てるんじゃないですか?」


 新太が意見を述べたが、


「あの治郎が昼寝なんてするかな? それにしたって、これだけ呼び出し音を鳴らしたら起きてきそうなものだけれど」


 スマートフォンをしまいながら、「治郎」と名を呼び、初郎は弟の部屋のドアをノックする。が、やはり中から応答はない。初郎は、新太、涼香の二人と顔を見合わせたのち、「入るぞ」と断ってからドアノブを握り回してドアを引き開けた。甥と姪も室内を覗き込み、そして、三人はほぼ同時に、あっ、と声を上げた。自室の床に、前畠治郎は仰向けに横たわっていた。腹にはブランケットが掛けられている。そのベージュのブランケットと、フローリングの床を真っ赤に染めているのは、治郎の腹部から流れ出る血液だった。涼香は悲鳴をあげて腰を抜かし、新太が「……治郎さん!」と震える脚で駆け寄ろうとしたところに、


「動くな! 何も触るな!」


 初郎の、現役時代を思わせる鋭い声が打たれた。狼狽えた様子で目を泳がせている甥と姪を横目に、初郎は落ち着いた様子で再び自分のスマートフォンを取り出すと、スタート画面の〈緊急通報〉と表示された部分をタップした。初郎は元警察官だ。



「……以上が、死体発見の経緯だよ」


 語り終えると、福島県警捜査一課刑事、(くれ)(まつ)(おみ)()は手帳をぱたんと閉じた。そのまま手帳をテーブルに置くと、コーヒーカップを口に運ぶ。事件の概要を話しているあいだは手つかずだったため、もうすっかり温くなっているだろう。「地獄のように熱いブラックコーヒーが好き」と言っていた彼には申し訳ないが、これも職務の一環だと思って生ぬるいコーヒーを受け入れてもらうしかない。彼の対面側に座る私――(いし)(がみ)(せい)()――は、話を聞きながらコーヒーをいただいていたため、適度な温度のブラックを随時堪能できていた。


「……で、だ」湯気の立たないコーヒーをひと口味わっただけで、暮松刑事は再び話に戻る。「ここから、我らが名探偵、(らん)()くんに出馬を願った理由に入るわけだけれど……」


 暮松刑事の視線は、私の隣に座る乱場(しゆう)(すけ)に向いた。

 彼は、福島県会津若松市にある(ほん)(ごう)学園高校の一年生。三年生である私の二つ後輩で、私が部長を務める〈映像芸術部〉に所属する部員でもある。暮松刑事が口にしたように、乱場こそは福島県警に協力し、いくつかの事件を見事解決に導いた実績を持つ素人探偵、高校生探偵なのだ。

 私のスマートフォンに暮松刑事から連絡があったのが、部活を終え帰宅する途中だった午後四時半。市内で不可解な殺人事件が発生したので、またも乱場くんの助けを借りたい、という出馬要請だった。それを聞くと私は、自宅方向が別々のため校門で別れた乱場を追うために踵を返したのだった。

 その乱場は、私の隣で暮松刑事の話を傾聴している。ときおり口元に運ぶカップの中身はミルクティーだ。学校帰りだったため、彼も私も制服を着ているが、私服姿であったならば、その見た目から、彼――乱場秀輔を男子だと認識できる人間は皆無だろう。高校生だと看破することも難しいに違いない。私も、極端な童顔を引き締めた真剣な表情で話を聞く探偵の横顔から、対面の刑事へと視線を戻した。


「まず……」暮松刑事は再び手帳を開き、「被害者となった前畠治郎さんは、市内では大手にあたる建設会社の役員で、来年定年を迎える年齢だが、ずっと独身を通していた。お兄さんの話では、仕事と趣味に打ち込む気質だったので、独り身も全然苦にしないタイプだったとか。その趣味というのは、工芸品の蒐集だ。特に有名な品や、名高い芸術家や職人が作成したという看板にはこだわらずに、旅先なんかで目に付いた、自分が〝これ〟と思って気に入ったものを集めていたというんだ。でも、治郎さんの目利きは確かで、治郎さんが買い求めた作品の作者が、のちに大きな注目を浴びて、治郎さんが買ったときの数十倍の市場価格をつけるようになった、なんていう代物も二つや三つじゃなかったらしい。とはいえ、治郎さん自身は投機目的ではなく、あくまで好きで買い求めたもののわけだから、美術商らが何度も足を運んだけれど、蒐集品はひとつたりとも手放すことはなかったそうだ」

「美術品、工芸品って、本来はそういうものですよね。〝商品〟ではなく、あくまで〝作品〟として、必要な人の手元に置かれるべきだと思います」

「その辺の議論はまたの機会にしよう」暮松刑事は、私の入れた茶々を遮って、「そんな趣味の人だったから、老朽化のため家を建て直すとなったときに、蒐集品の収蔵室を設けたいからと、新築の家屋を三階建てとしたんだ」

「話によれば、前畠治郎さんはひとり暮らしのようですが、それでも三階建ての住居が必要なくらい蒐集物を持っていた、ということですか」

「それもあるが、治郎さんの家には、兄弟や甥、姪なんかの親族が遊びに来ることが多かったそうで、そうした訪問者を泊める部屋も必要だったということだ」

「死体発見時に訪れていた三人、ですね」

「そうだ。ちょうどいいから、まずは死体の第一発見者となった三人について、簡単に聞かせておこうか」暮松刑事は、手帳をめくった先のページを眺めながら、「被害者、前畠治郎さんの兄、前畠初郎さん」

「元警察官だそうですね」

「ああ、俺の大先輩だよ。この人が第一発見者になってくれたのは不幸中の幸いだったと言っていいかもしれないな。なにせ、警察が到着するまでのあいだ、現場を完全に保存しておいてくれたのはもちろん、一緒に第一発見者となった二人のことも、ずっと見張っていてくれたんだから」

「甥と姪でしたね」

「うん。前畑家は三人兄弟で、長男、初郎さん。次男、治郎さんの下に、(みつ)(ろう)さんという三男もいて、兄の初郎さんと、その光郎さんの二人の子供が昨日から泊まっていたんだな。兄の新太さん、妹の涼香さん。二人とも二十代で、市内の企業に勤務している」

「動機やアリバイは?」

「どちらもないな。まあ、今のところはだけど。被害者の死亡推定時刻、初郎さんは一階の台所にいて、新太さんと涼香さんは、どちらも自室でひとりだったと証言している。とはいえ、初郎さんのアリバイは証明されていると考えていいかもしれない」

「どうしてです?」

「死亡推定時刻、台所だったかはともかく、少なくとも二階以下の下層階にいたことは間違いない。というのも、さっきの話にも出したけれど、あの家の階段は、踏み板を踏むと独特のきしみ音がするんだよ。その音は――よほどうるさくしていない限りは――三階の部屋ならどこでも聞こえる。で、最初に話したとおり、初郎さんの証言では、被害者のスマホに発信したのだが一向に応答がないことを不審に思って、三階まで階段を上っていったそうで、そのときに鳴る階段のきしみ音を、新太さんと涼香さんの両名ともが聞いている。一階にいたというのが虚偽の証言で、実際は現場にいて、一度階段を下りてから電話をかけて、さも下層階から上がってきたように装ったのだとしたら、きしみ音は一度遠ざかってから、今度は近づいて聞こえてきたはずだ」

「なるほど」

「だが、新太、涼香の二人は『階段の音は徐々に大きくなって聞こえてきた』と口を揃えて証言している。しかも――身内びいきするわけじゃないが――初郎さんは元警察官で、現場の保存にも全面協力してくれた。よって、初郎さんの証言は全面的に信用してもいいと、警察はそう考えている。石上くんと……乱場くんも、異論はないかな?」


 私は頷き、隣を見ると、乱場も同じように首を縦に振っていた。その少年探偵は、ほとんど飲み干したカップをソーサーに置くと、


「その証言を信用するということは、発見時、被害者は殺された直後だったということですね」

「そのとおりだよ、乱場くん。死亡推定時刻が何時間も前だったのなら、きしみ音を消して階段を昇降できる何らかの仕掛けを弄したうえで殺した、という可能性もありえるが、治郎さんの死体は、乱場くんが言ったように、まさに殺された直後の状態で発見されたんだ。血液の凝固状態や体温から考えても、それは間違いない」

「音を消して階段を昇降できる仕掛けって、たとえば、どういうのです?」


 念のため、私は訊いてみた。


「そうだな……」暮松刑事は首を傾げて、「階段に長い板を敷いて滑り台みたいにするとか。それなら踏み板を踏まずに階段を滑り降りられるから、きしみ音はしないだろ」

「上るときは?」

「板はアクリル製のつるつるなものにして、吸盤を貼り付けながら上がるとか」

「そんなに上手くいきますか?」

「ものの例えだよ。石上くんが言うから、とりあえず捻り出してみただけのトリックだよ。本気でこんな手段が講じられたと考えているわけじゃないよ。乱場くん、誤解しないでね」


 乱場に白い目で見られたくないのか、暮松刑事は声を荒らげる。


「もちろん、わかっていますよ」笑みを浮かべて応じた乱場は、「僕も、初郎さんの証言は信用していいと思います」

「名探偵のお墨付きを得られて安心したよ」胸をなで下ろしたあと、温いコーヒーをひと口すすってから、暮松刑事は、「それじゃあ、いよいよここから、名探偵に協力要請を出すに足る、現場の異様な状況について話していこうか」


 手帳のページをめくった。私も、乱場のさらに引き締まった横顔を眺めてから、対面の刑事へと視線を戻す。


「初郎さんから110番通報があったのは、午後一時三十四分。治郎さんの死亡推定時刻は、午後一時十五分から死体発見までの、約二十分間だ」

「本当に死亡直後のところを発見されたんですね」


 乱場の声に、暮松刑事は、


「そうなんだ。でも、死亡推定時刻上限の一時十五分というのも、念のためにかなりの余裕を見積もった時間だというんだ。検死を担当した医師の非公式な所見によると、死亡推定時刻の上限は、午後一時半から前後一分程度にまで絞ってもいいんじゃないかって」

「もう、時間の幅は五分しかありませんね」

「死体発見後、即通報したことが幸いしたんだ。現場も発見時のまま保たれていたしね。改めて初郎さんに感謝だよ。で、現場となったのは、さっきも言ったように治郎さん宅の三階の一室で、ここは治郎さんの書斎というか、趣味の部屋として使われている一室だった」

「治郎さんの趣味というと、工芸品ですか?」

「そうだ。膨大な蒐集品のほとんどは、二階の大部屋にしまわれているんだが、集めた中でも特に気に入っている数点を、治郎さんはその書斎に常備していて、事あるごとに鑑賞したり、手に取ってみたりしていたというんだ。凶器として使われたのは、その蒐集品のひとつだと見られている」

「蒐集品の中に、人を殺せるようなものがあったわけですね」

「殺せるも殺せる。なにせ、ナイフだからね」

「工芸品としての価値のあるナイフっていうのもありますからね」

「うん。でも、治郎さんが書斎に置いていたのは、何百年も前に作られた骨董品じゃなくて、国内の芸術家が数年前に作成したものなんだ」

「ということは、さっきも話に出た、被害者が旅先で見つけて買い求めたもの、ということですね」

「そのとおり」

「どういったナイフなんですか?」

「ガラスさ」

「ガラス?」

「そう。ガラスの工芸品を作る若い芸術家の作でね、その作家は、二年前にとある作品が注目を浴びたことで過去に作成した作品も売れ始めて、当時の数倍、ものによっては数十、下手をしたら数百倍の値が付くような代物もあるらしい」

「そのナイフっていうのが、もしかして」

「そう、〝代物〟に属する作品だったようだ。治郎さんの目利きは確かだったみたいだね」

「そんな高価な工芸品が凶器に使われてしまって、警察としても、証拠品の扱いに苦慮しているんじゃないですか? 下手に扱って破損でもしてしまったら、って」

「その心配はないんだよ」

「どういうことです?」

「現場から、その凶器がなくなっていたからさ」

「えっ?」

「ないものを押収は出来ないだろ」

「それは、おかしいじゃないですか。どうして、ないものを〝凶器〟だと断定できるっていうんですか?」

「被害者の死因は刺殺で、傷口の形状から見て、両刃のナイフのような刃物が使われたことは間違いない。死体発見現場となった書斎には、そのガラスのナイフがあったことは確かだ。兄の初郎さん、甥の新太さん、姪の涼香さん、三人とも、以前に書斎でガラス製のナイフを見せてもらったことがある、と証言しているしね。治郎さんのスマホを調べたら、そのナイフを撮影した写真があって、そこから割り出したナイフの全長は約三十センチ。刃渡りは約十五センチ。幅は約三センチ。傷口の形状とぴたりと一致しているし、治郎さんの他の蒐集品からは、同じような形状のナイフは見つかっていない。台所にある包丁なんかも全然刃の形状が違う――そもそも包丁は片刃だ――し、傷口の形状と一致する刃物は、治郎さん宅のどこからも発見できなかったんだ」

「そう言い切るということは、かなり入念に家捜しがされたわけですね」

「した。警察官を大勢動員して。治郎さん宅はそんなに広くないし、整理整頓もされていて物もあまりなかった――自宅を建て直す際に、かなりまとまった不要品を処分したためだそうだ――から、思ったよりも時間はかからなかったんだ」

「でも、そのガラスのナイフは発見できなかった」


 暮松刑事は頷いた。


「消えた凶器、か」と、私が口を挟み、「名探偵が捜査協力するにしかるべき案件っぽいですね」

「暮松さん」と、その名探偵が、「ということは、事件時に家にいた三人の所持品も調べたわけですね」

「当然。泊まっていた部屋から、持ち込んだ鞄や衣類、着用品に至るまで、すべて」

「犯人が持ち去ったという可能性は?」

「ないな。というのもね、現場は広義の密室状態だったことが確認されているんだ。外部から何者かが侵入、逃走したとは考えがたい」


 ますます名探偵案件っぽい単語が出てきた。


「どういうことかというと、現場となった書斎には、窓がひとつしかなくて、しかも、その窓というのが回転窓なんだ。縦長で、窓の中心を軸にして回転させて開け閉めするっていうやつ」

「はい」

「で、その回転窓というのがね、限界まで開けても、開口部の幅は二十五センチくらいにしかならないんだよ。人が出入りするのは無理だ」

「そういうことですか」

「加えて、部屋は三階だ。治郎さん宅は、一階の面積をそのまま押し出した形の、総三階の造りだから、窓の下は直接地面だ。壁にはエアコンのダクトや電気の配線が這ってはいるが、とても人間が取っかかりにして上り下りできる強度じゃない。エアコンの室外機は窓から一メートル程度離れた位置の壁面にブラケットで設置されているから、窓から手を伸ばしてもそこまで届かない――いちおう、梯子を持ってきて室外機も調べてみたよ。凶器のナイフも何も発見できなかった――んだ」

「人間は無理でも、ナイフだけなら通りますよね」

「投げ捨てたというわけかい。もちろん、それも考えて窓側の屋外も捜索してみたけれど、やっぱりナイフは見つからなかった。治郎さん宅の裏――窓がある方角――は広い駐車場だから、もしも窓からナイフを投げたりしたら、必ずその駐車場敷地内に落ちるはずなんだ。人間の投擲力から考えて」

「というか、ガラス製のナイフを三階から投げたりしたら、間違いなく壊れてしまうでしょうね」


 私が言うと、


「だろうね。駐車場は全面アスファルト舗装がされているからね」暮松刑事も同意して、「加えて、さっき話した階段のきしみ音のこともある。犯人が二階、一階の下層階から侵入して、階段を上って書斎へ入ったというなら、その踏み板を踏み際に発せられるきしみ音が必ず鳴ったはずだ。でも、新太さん、涼香さんの二人が、被害者の死亡推定時刻後に聞いたきしみ音は、階段を上ってきた初郎さんのものだけだと証言している」

「ということは、暮松さん」再び乱場の声。「外部犯の可能性が極めて薄いとなると……」

「うん。犯人は内部犯と見ている」

「先ほどの話から、被害者のお兄さんである初郎さんは容疑から外れる。つまり……治郎さんを殺した犯人は、甥の新太さん、姪の涼香さん、この二人のうちのどちらか……」

「そういうことだ」暮松刑事は、口に付けたカップを大きく傾けて、残りの温いコーヒーを一気に煽ると、「よければ、これから現場を見てみないか。ここから車で十五分もかからない」

「いいですよ」


 答えた乱場が、私を見上げてくる。彼の大きな目を見返して、私は当然頷いた。なにせ、私は乱場の助手(ワトソン)だから。

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