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ただの幼馴染だったはずなのに  作者: 猫の集会


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8/10

グチャグチャ

 みんなの気持ちを知ってしまったオレは…

 

 聞かなかったことにする⁇

 

 すべて知らない。

 

 なんにも聞いてない。

 

 …って、できないよ。

 

 だって、聞いたもん…

 

 めっちゃ聞いてしまったのだもん…

 

 これは、誰かに相談したいところだけど…

 

 実里も夜くんも光湖ちゃんもダメだ…

 

 占い師とか?

 

 いないし、金かかるか…

 

 タケル‼︎

 

 タケルに相談……したところで、とんでもないこたえが返ってきそうだな。

 

 みんな両思い⁉︎

 

 …ってことは、どういうこと?とか言いそう。

 

 一周まわってふりだし…みたいなね。

 

 あー…困ったなー。

 

 普通は、両思い確定きたら、浮かれるでしょ?

 

 なのに、オレは今浮かれるどころか…浮いている…

 

 あ、浮かれて浮いてるのか⁉︎

 

 ブランコに揺られて、脳内も揺らされた。

 

 両思い…両思い…

 

 ‼︎

 

 あぁ、そうか‼︎

 

 両思いだからって、どうこうすることないんだよ‼︎

 

 このままブランコみたいに、ずーっとぐるぐる両思いのまま、いたらいいんだ。

 

 そんで、いつか自然消滅…

 

 いや…

 

 そんなのいやだーー‼︎

 

 暴れるぞ?

 

 ブランコのくさりみたいなの、ガッシャンガッシャンして、暴れるぞ?

 

 …いや、よくないな。

 

 緊急停止したら、皆に申し訳ないもんな。

 

 ここは、大人しくぐるぐるして身を任せよう。

 

 あぁ、このまま身を任せれば…ワンチャンうまく…いくのかなぁ…⁇

 

 わっかんねー…

 

 なんか、未来がみえるなんかないのかなあ?

 

 ないよ‼︎

 

 やっぱり暴れるぞ⁉︎

 

 暴れたい症候群になってしまった…。

 

 でも、落ち着こう。

 

 深呼吸して…

 

 ふぅ、ふぅ…

 

 ヒューぅ ヒューンッ

 

 お腹がヒューヒューするよー‼︎

 

 高速ブランコに乗ると、お腹が変なかんじになるっ‼︎

 

 これは、腹が喜んではしゃいでるのか⁉︎

 

 それとも…

 

 なんじゃこりゃ⁉︎って驚いてんのかな…

 

 どっちでもいいや…。

 

 そんなことは、どうでもいいです。

 

 お腹が飛び出すわけもないし、どうでもいいけど…

 

 でもさぁ…あー、でもさぁ、両思いはどうでもいいわけないんだよ‼︎

 

 放っておけない大事な事件だよね。

 

 事件なのか?

 

 いや、これは喜ばしいニュース?

 

 …

 

 てか…実里には、言った方がいい?

 

 うっかりあなた、さっき…オレに告白してましたよ?って?

 

 それもどうだろう…な。

 

 あ‼︎調べればいいやん。

 

 ってことで、後でこっそりジンクスを調べようと思われます。

 

 そうだよ、今の携帯って便利だなぁ。

 

 進化したよなぁ。

 

 進化した携帯のおかげで、ブランコから降りたあと、ちゃちゃっと調べたけど…

 

 遊園地ジンクスって…

 

 あまり…よろしくなくね⁉︎

 

 おいおい…

 

 いまさらだけど…

 

 オレたち、なんで遊園地来たのー⁉︎

 

 危険やんけ…

 

 待ち時間に無言になるとか、ケンカになりやすいとか…両思いからのまさかの破滅…なんてこともありうる…ね。

 

 しかし‼︎

 

 相手を気遣ったり、待ち時間を楽しく過ごしたり、ポジティブ思考もたくさんあるね。

 

 美味しいもの食べて、幸せ度アップもいいね。

 

 両思い検索かと思いきや、遊園地ジンクスを調べるオレ。

 

 

 …

 

 なんか、腹減ったな。

 

 

「てか、はらへらね?」

「もう、さっきもアイス食べたいって純がいいだしたくせに……腹痛起こしたじゃない。もうお腹大丈夫?」

 

 …

 

「え、やさし…」

「はぁ?なにいってるのよ?わたしは、いつも気遣いができて優しいの」

 

 …

 

 おお、これが遊園地気遣いか。

 

 キュンキュンだぜ。

 

 って、オレがキュンキュンしてどうすんだよ…

 

 逆やん…

 

 オレがキュンキュンさせないとなのにっ‼︎

 

 スンッ

「メシ行こう」

 

 キュンキュンさせられないオレは、スンッとして、皆をご飯に誘った。

 

「なんか、今のカッコい〜。クールボーイだね、実里ちゃん!」

 光湖ちゃんが茶化してきた。

 

「えっ、あー、う、うん。」

 

 夜くんは、少し動揺しているみたいだった。

 

 まさか、ガチでオレをかっこいいと思って言ったと勘違いしたのかもしれない。

 

 二人は、両思いなのにな…

 

 …

 

 

 フードコートは、さすが昼時なだけあって混んでいた。

 

 なので、女子は席取りしていてもらって、オレと夜くんが買い出しをすることになった。

 

 あー、夜くんに伝えたい…

 

 両思いですよ〜って。

 

 でも伝えられなくてウズウズしていると、夜くんがいきなり、光湖…光湖のことオレずっと前から好きなんだよねと、カミングアウトしてきた。

 

 ⁉︎

 

「えっ、じゃあ…」

「でもさ、オレ小学生のとき…みんなの前で、光湖なんて好きじゃないって言っちゃったんだ」

 

 …

 

「なんでそんなこと⁉︎」

「だって…放課後女子が話してるの聞いちゃったんだ。光湖って夜くんの幼馴染だからって、夜くんといっつもイチャイチャしててムカつくよね。あんまり調子乗るようなら、どうにかしなきゃだよねーってさ」

 

 …

 

「それは…」

「だからさ、それから光湖…オレにあたり強いつんだよね。ハハっ」

「夜くん…」

 

 そっか…。

 

 両思いでも、色んな事情があるもんなんだな…。

 

 

 両思いとジンクスで、脳内ぐちゃぐちゃなのに、さらに新事実を知ってしまい、もうパンク寸前です。

 

 

 

 続く。

 

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