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ただの幼馴染だったはずなのに  作者: 猫の集会


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11/11

心のオルゴール

 実里を怒らせてしまった…

 

 せっかく両思いになったのに、オレの横顔というひとことワードのせいで…

 

 どうすれば…

 

 あー…

 

 たぶん…このままじゃ、どんどんとんでもない方向へ向かってしまう恐れ大‼︎です。

 

 ですから、ここはきちんと実里にお話をいたしたいと思います。

 

 ちょうど近くに公園がありましたので、実里の大好きなアップルティーを、自販機で購入いたしました。

 

 ありがとうございます。

 自販機さん。

 

 やっぱり、好きな飲み物を手にすると気分も少しかわりますよね。

 

 心がなんか、ぱあ⭐︎ってなるみたいな。

 

 まぁ、オレはレモンティー派なのですが、今はアップルとかレモンとかの騒ぎじゃないんです。

 

 好き好き大好きを伝えたい‼︎

 

 もう、好き好き騒ぎなのです‼︎

 

 

 オレはね…。

 

 でも、実里は…

 

 横顔横顔…横顔だけ‼︎ってプンプンですからね…。

 

 ここは、なんとかわかっていただきたい。

 

 きちんと、好きをわかってもらいたい‼︎

 

 

「あの…実里さん…」

「なにっ?」

 

 …

 

 怒ってる。

 

 顔が少し上向きだし…

 

「あのね…実はオレ…」

「なによ、光湖ちゃんが好きって言いたいの?」

 

 …

 

「いえ、そうではなくてですね…実は…今まで実里をずっと幼馴染として、認識してて…ね…でも、入学式のとき…めっちゃトゥトゥトゥトゥトクん♡ってなったんだ。ハンカチ拾う少し前に」

「横顔のやつ?」

「あ、うん…まぁ…そうとも言うけど‼︎でも、実里のこと、ずっと好きだったのかもしれない。だって、実際に夜くんを実里が好きなんだって思ったとき、心がモヤモヤしたんだ。オレの隣には、いつもオレがいたのにって…実里の隣は、ずっとオレだったのにって」

 

 …

 

「で?」

 

 …

 

「だから、オレ実里が…実里を愛しています‼︎心配性な君の正面の顔も、明るくて天然なところも、おしゃれなところも、優しいところも‼︎」

 

 突然立ち上がり、愛の宣戦布告をした。

 

 実里は、驚いていた。

 

 そんな大声で…そんなこと…みたいなね。

 

 でも、ここまでしたらようやくわかってもらえたみたいだ。

 

「プッ、心配性な正面の顔って…笑える…くくくっ」

 

 実里がめっちゃ笑ってくれた。

 

「わたし、わたしも好き。ほんとは、ずっと好きだったよ」

「うん、知ってる」

「え…そうだったの?」

「今日、知った」

 

 ここですべて着ぐるみ事件を話した。

 

 実里は、驚いていた。

 

 じゃあ、わたし…布越しだけど、純に告白して抱きついてたんだ…と。

 

「もう、実里ってば大胆だよなぁ。」

「あれは…着ぐるみだったし、知らなくて…さ」

「今は?着ぐるみきてないけど、服なら着てるよ?抱きしめてくれる?」

 

 ちょっと調子にのるオレ。

 

 そして一瞬の沈黙。

 

 

 …

 

 あ、オレはまたやらかした…?

 

 

「…恥ずかしいよ」

 

 やらかしてなくてよかった。

 

 実里が恥ずかしいなら、オレからいく一択だ。

 

 実里をそっと抱きしめた。

 

「好き。実里、大好き」

「うん…わたしも好き。純の横顔だけじゃなくて正面も」

 

 …

 

「オレも好きだよ、実里の正面の顔」

 

 そっと実里の頬をなで、キスをした。

 

 実里のくちびるは薄いようで、いがいとぷにッとしていた。

 

 少し恥ずかしそうな顔の実里をみていたら、実里愛がとまらなくなってしまった。

 

「実里、かわいい。めっちゃ可愛すぎ」

 

 何度抱きしめても、何回キスしても満たされてるけどもっと満たされたくて、また満たしを求めるオレ。

 

「どうしたらいい…?オレ、実里が好きすぎる。このままずっと一緒ならいいのに」

「うん、わたしもそうしたい」

「なら、結婚しよう」

「未成年なのに?」

「たしかに。でも、このままずっとオレの部屋に連れ込みたい。ずっと抱きしめていたいんだ」

「わたしも、そうしたい。あ、いいこと思いついた。わたし枕になる」

「え?」

「部屋に置き手紙する。しばらく枕になるから帰りませんって」

「枕に?じゃあ、ずっとオレのベッドに置いとく」

「うん」

「そんなこと、実際にできたらいいね。でも、そんなの無理だよ」

「だよね…」

 

 

 ギュ〜♡

 

 実里を、枕かのように抱きしめた。

 

 数分前まで、お怒りの実里をオレは今抱きしめている。

 

 不思議だなぁ。

 

 今までずっと、抱きしめたりキスしたりなんか、これっぽっちもしてなかったのに、今じゃくちびるを重ねて、体温を感じ合うとかさ。

 

 気持ちが繋がるってすごいなって、改めて身をもって感じた。

 

 

「結婚は、まだできないけどそれくらい好き。実里が大好き」

「うん、わたしも好き。いつかまたプロポーズしてほしいな」

「うん、するよ‼︎それまで、オレに飽きないように頑張るから」

「なら、わたしも頑張る。」

「枕になる修行?」

「ちがうよーー」

「知ってる♡」

 

 チュ〜♡

 

 トゥトゥトゥトゥトクん♡ 

 

 愛のオルゴールがなった。

 

 

 

 あ、

 

 タケルには、きちんと彼女って実里を紹介しないとな。

 

 背後霊交換とか、ガチでしてきそうだもんな。

 

 

 こうして無事オレたちの交際が始まったのであります♡

 

 

 

 

 おしまい。

 

 

 

 

 

 

 

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