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1話
奇病棟?
「は、はい。分かりました。」
気が動揺しつつも笑顔を保ち続けて失礼のないようにした。俺が奇病棟?信じられなかった。
「では、詳細はこの資料を読んでおいてくれ。」
受け取るだけ受け取り、奇病棟に向かう。そして、その途中さっきいた奏芽……という人に話しかける。
「奏芽さんだっけ?よろしくお願いします。」
「呼び捨てで良い。よろしく。」
むっつりしたやつである。少しムカつく。そして奇病棟につくと。
「あ、奏芽くんじゃん!とうとう、ここに入った?」
「うん。」
近くにいた女性医師に話しかけられる奏芽。
「担当はもちろんあの子?」
「はい。」
「よかったじゃん!あ、そこの新人くんもよろしくね。」
「はい。よろしくお願いします。」
奏芽ってやつ、ここの病院と何かあるのかな?すると、医師じゃなさそうな人が来る。
「七菜、落ちたの?」
「うん。でも、来年は行くからね!」
どうやら、奏芽と言うやつはここと繋がりが多いらしい。すると、あの女性医師が話しかけてくる。
「じゃあ、君。奇病棟を案内するね。奏芽くんはわかっるし担当あるから行っておいて。」
「うん。」