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人狼  作者: 秋山 炎
1/3

プロローグ、前編。

 本名、ジャック(仮名)。別名、死の女神。


 コイツは124人を殺害した殺人鬼だ。殺した人間の多くは凶悪な賞金首ばかり。


 さらに、()()()()と呼ばれる異能力を発症している。


 アタシを含め、サキ、フジヤマの3人で賞金稼ぎをしている。


 今、その賞金首を見つけるために、車で移動中。


「なかなか美人な女だ。こんなやつがウィッチを持ってんのか、、、。」


 フジヤマがパットに表示する手配書を眺める。


「ウィッチ所持者含め、そうゆう異能を持った人間なんて、やばい奴しかいないからな。


その中でコイツは桁違いだ、124人も殺してる。」


「124人か。ウィッチ持ってる奴が、そんな数の人間殺せるのかよ。


 今までにあったか。()()()()じゃないとこんな事できねぇぞ。」


 フジヤマは殺害人数に驚いた。


「アタシもそう思うよ。こんな奴が出はじめたね。」


 サキがアタシの方をじっと、見つめている。


 何か言いたい事があるらしい。


「どうした、サキ。」


「いや、なんでもない。」


 サキは、何事もなく窓の外を観る。


 アタシたちは目撃情報を頼りにあちこち探した。しかしどこを探しても、見つからない。


「見つかったか。」


「目撃情報はあるけど、いかんせん本人が見つからねぇ。」


「私も。」


「そうかぁ、こんな美人だったら結構目立つはずだが。」


 アタシたちはこの賞金首を追うことを諦めて、車に乗り込んだその時。写真と同じ奴が向こうの路地に入るのが見えた。


「おい、アイツ。」


「追うぞ。」


(せっかくのチャンスだ、死の女神は一千万の賞金がアイツの首にかかってるからな。しばらく生活は安泰だ。)

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