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右手にサイコガンを持つ男  作者: 西南の風
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08 いざ 村へ 1

本日 私用にて短めの投稿になります。

次回作 頑張ります。


数日間 魔法袋に売れそうな品を入れ込む作業が続く。

基本 大した品はない干し肉系と塩がごっそり入っているだけだ。


特に塩は昨日例の場所に出掛けてたっぷりと回収済み。

塩は何処に持ち込んでも間違いが少ないと思ったのだ。


それに奥の手、劣化型 複写 をMPと引き換えに色々と対応が取れる。


現在のレベルでは、実物の60% の性能を再現可能。

ならばと昨夜魔法袋のコピーにチャレンジ。


MP400消費。ぶっ倒れる寸前でした。


詳細で調べた結果、正規に作成するMP量の1/10で複写できる。

つまり同等品をつくると通常は4千MP必要となる。


なにそれ、いかにとんでもない物を私が所有しているか理解した。

複写品はそれでも容量は3トン→1.8トンの容量となる。


化け物級の魔法袋が出来上がった。これも絶対に売れません。死人がでます。

1トンの容量で大商人が奪い合うレベルですから。


ここでしばし長考。ある事が頭に浮かんでくる。検索で確認。

ふむ いけるかも、、、


ただし今晩は無理。MPがたりません。

勝負は明日の朝。







朝早くからステータス板とにらめっこ。 MP無事回復。

では勝負 勝負!


魔法量200使って 複写!! よし、成功!

まだまだ もう1丁。魔法量100使って 複写! これも成功!!

一連の作業で内容量約600kg の魔法袋が誕生した。


やり方はすごく単純。

複写品を複写しまたそれを複写しただけ。

そうすれば前の状態から複写する度に60%劣化品が生まれる。

0.6×0.6×0.6・・・どんどん繰り返せば良い。


大事なのは初回の複写は魔法量が1/10で済むが、2回目以降は前回使用した魔法量の半分が必要。それでも数回続ければ嘘みたいに少ない必要魔法量となる。


他の商品でそんな事をすれば売り物にならないゴミ製品だが、私の製品はとてつもないスペック品だ、普通のランクにする為には有効な手段となる。 


これならなんとか売買が可能かもしれない。


欲をいえばもう一回 複写作業 を行えばより売りやすい魔法袋の作成が可能だが、本日は遠征日これ以上MPは減らしたくはない。


後日作業すればよいだろう。


出発の準備は昨夜で完了してるので、戸締まりをすればすべて終了。

出入口を土魔法で細工すればいいだけです。


外が明るくなってきた。では絶壁の岩山に沿って進みます。


魔法袋のお陰でこの身一つ。快調に距離を稼ぐ。


あっ、森の中は進みませんよ。前回の逃走劇で懲りました。


昼過ぎには20kmほど進み。さらに30kmを過ぎたあたりから今夜の野営地候補を探し始める。


魔物はゴブリン6体 小さい猪1体。 

小さいと言ってもこの異世界での基準。体長2m級 体重100kg超え。


日本なら大物の分類です。


小高い見晴らしのきく場所を確保。

本日はここまで。 テントの設置。 ワンタッチテント。

創造魔法です。 劣化版だけど。


伊達に準備に時間を懸けていません。手間暇勝負です。


周りに土魔法で堀もどきを作る。そのすぐ上に防護柵もどきを設置、材料は魔法袋に入れてある。 創造魔法です。 劣化版だけど。 さらに魔物が嫌がる匂い袋を数個バラ撒く。弱い魔物専用だけど。


決め手は森から大量に集めた唐辛子。乾燥させすり潰して袋に何個も準備した。

近づいた魔物に投げつける為に作成。

ただ風向きに注意しないと自爆になります。


これでどうかな? 一人だからこのくらいは対策しないと・・・。


後ろは岩壁だから後方はほぼ安心。三面に注意絞ります。


後は食事の準備。早めに済ます。干し肉中心です。

焚き火でお湯を沸かし、ドクダミ茶をゆっくり飲み干す。


そうこうする内、日が暮れ夜空に星が輝き出した。

 

寝る準備かな。そうそうエアーマットと寝袋もあります。


魔物さえいなければ最高のキャンプなんだが、、、。


どれ体を横にして、疲れを少しでもとりましょう。






アサー! 日が昇だした。 今日も一日が始まるよー。

全身を 生活魔法の清浄 。

食事は簡単に済ませる。 夕食もそうだったね・・・・。


朝はスープ系。味は塩のみ。干し肉と野草を煮込む。

昨夜は布石が幸をなしたのか、遠くに魔物の声を聞くだけで実害なく一晩過ごせました。

トイレを済まし、周りの物を魔法袋に回収。便利すぎる。


さて、二日目のスタート。

今日も安全第一。


歩きながらフト考える。 創造魔法で周りの魔物検知機みたいなの作成出来ないかな。 劣化版だからあまり難しいのは駄目か、、、。


それでも創造魔法のレベルが上がればもしかして。


ゴブリン発見  対処完了  魔石をゲット。

角兎  発見  対処完了  魔石をゲット。 

ゴブリン発見  対処完了  魔石をゲット。

        ・

        ・

        ・

うん 随分手際がよくなってきた。

そろそろ今晩の野営地候補を検討するか。

今日も一日順調だったな。


好事魔が多し。正しくそんな状況が展開されようとしていた。





 何だ? 叫び声・・・悲鳴? 

風に運ばれてくるその異音は、確かに人の声だ。


周辺に意識を向けながら、その声の発生方向を探す。

早足で森の中に踏み込みと、やがて其の正体が判明する。


最初に目に飛び込んで来たのは、その大きな巨体だ。


四ツ牙だ!! 正式名はしらない。  

体長5m級 推定1トン超えの、この辺りで目撃される最大個体の猪もどき。

四本の牙で大木を激しく揺さぶっている。

かなりの興奮状態。


性格的には乱暴者ではない。

見つかってもゆっくりその場を離れれば通常は問題はない。

何故あんなに興奮… お尻に矢が刺さっている!。


すべて判明、狩りの失敗だな ご愁傷様。

あんな矢で倒せる相手では無いはずだ。そんな事も分からないレベルの狩人か?




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