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右手にサイコガンを持つ男  作者: 西南の風
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60 いざ 新ダンジョン 2


ダンジョン内でのお茶会は今だ終わっていない。


ただダンカン氏の相手はニーナとマーラで、ユウゾーとミューは食事の準備ミーアが風呂の湯張りに動いている。

テーブルでは3名の楽しそうな会話が続いていた。



「そうそう ユウゾーさん。昨夜お借りした えあーまっと なる物あれは絶品です。お陰様で翌朝までぐっすりと寝る事が出来ました。朝起きても体の痛みもなく自宅で寝るより深い眠りが、とても良い物を有難う御座いました」


おっ 気に入って頂けて良かったです。野営の必需品だよね。良い睡眠が翌日の活動の差を生み出すからな。

所で夕食どうします? 一人分なら用意出来ますよ。


ダンカン氏は結局夕食をユウゾー達と共に食し、美味い 美味いの連発にて喜んでいた。

現役時代に えあーまっと とこんな美味しい食事に出会えていたら、もしかして今も現役で頑張っていたかもと陽気に笑い出す。


散々ユウゾーのメンバーと愉快に話し合い食後のお菓子をつまんでから自分の野営地に戻っていった。

ミュー達が今夜の夜番に出る直前までねばっていた。


マーラが小声で あの男かなりのタヌキだぞ。頻りにサイコガンの事を聞きたがっていたな。私は魔法銃としか聞いていないと言っても、何やらしつこく話しを変えながら探っていた。今後は直接お前の所に聞き取りにくるかも知れん。気をつける事だな。


なる程 サイコガンに興味を持ったか。少し目立ったからな。有難うマーラ頼りにしているぜ。




夜中に少し騒動があったようだ。

結界を突破してエリア内に入ろうとした魔物がいたそうだ。


防御柵まで侵入してきたが、夜番のニーナが夜中だ静かにせい とサイコガンにて一撃にて対応済となった。


 そうか とうとう突破する魔物が出たのか。


朝からこの件でダンカン氏を中心に話し合いが始まったが、マーラが警備を強化すれば当面問題ないとの意見でしばし問題の先送りとする事となる。


野外での野営地ではよくある事だし、ダンジョン内のシステムなど知る由もないからな。




ダンジョン探索3日目が始まろうとしていたが、ここで少し各冒険者より疑問の声が上がった。今だエリアボスと遭遇していないと言う事だ。


ダンジョンによってはラスボスしか居ないケースもあるそうだが、通常は稀なケースだ。


もう一つ懸念しているのはこのダンジョンが途轍もなく階層が深いケースだ。

この場合20階層毎にエリアボスが現れるとの事だ。


このオレオン都市近くには存在しないが、首都の近くに深さ80階層のダンジョンがあり、そことよく似ている場合には考えられるとの事。


まずは20階層まで降りてみればある程度推測も立つだろう。

先頭はユウゾー達に任されて進むことになった。


では魔物の撃破開始と参りますか。

だが実際にはかなりの時間を要して20階層に到着する。

魔物が手強い訳ではなく、ダンジョン内の詳細を出来るだけ多く知りたいと言うダンカン氏の依頼で気になる場所での調査・記録等に重みを置く方針になったのだ。


ダンカン氏にしてみればダンジョン内情報が一番の目的となる訳だ。

ユウゾー達は度々ダンカン氏の依頼で立ち止まり魔物の見張り番として待機状態となる。



「あるな」


「ありますな」


20階層の安全エリアより奥にエリアボス室と思われる入口を発見する。

入ってみるか? いや明日にしましょう との会話後に安全エリアに入り込む。


ニーナ達の指示ですぐさまユウゾーは入口に念の為二重柵を設置し大量の魔除け袋をバラ撒いた。

いつものように部屋のコーナーの角を使いテントと簡易トイレ・風呂場を設置する。


テーブルセットを作成して寛いでいるとダンカン氏と各パーティのリーダーがやって来た。

もうひとつテーブルセットを作成してお茶とお菓子を勧める。


最初各リーダー達は興味深く大型テント内を横目でチラチラ見ていたが、ダンカン氏が今後の方針に話しが移ると皆真剣な顔で聞き入った。


明日エリアボスと一戦後に場合に寄っては一旦引き上げる事も検討するとの発言だ。

理由は流石にここまで深いダンジョンであるとは想定していなかった。


セオリー通りならさらに先のボスに到達するには40階層まで潜る必要があり、そうなると運んできた食料の不足も考えられる。

今回は無理をしてまで確認する必要はなく、ある程度の情報を集める事が重要なのでこれ以上各自に負担を強いやる必要はない。


後日改めて人数と各装備品を整えて挑戦すれば良い事だ、怪我人の出ない今の内に今後の方針を決定したい。


なる程 食料問題が一番のネックだな。

そうなるとエリアボスを倒した時に、上に戻る事が可能なシステムがあるかで大きく状況が変わるな。


あれば地上に瞬時に戻れるが、無ければまたダンジョン内を歩いて戻らねばならない。

大きく食料問題に関わるな。


色々な意見がでたが今回40階層到達には拘らず、瞬時に戻るシステムがあるか無いかで判断する事で纏まった。

ボス部屋にそのシステムがあればさらに先、30階層を目指す。

無ければ安全を考えこの階から撤収する事となった。


無理をすれば40階層も可能だが、40階層のボス部屋に必ず地上に戻れるシステムがあるとは限らない。

なんせ初めてのダンジョン探索なのだ。


皆の同意の元一旦話し合いは終了となる。


そのままダンカン氏は帰らず居座っている。食事希望かな?

確かにそろそろ食事の準備をする時間だ。


皆の希望ある? 焼き肉 のラブコール…。

・・了解 なれど少しは俺にも食わせろよ。絶対だぞ 約束破ったら二度と作らんからな。



信じた私が馬鹿でした。まるで飢餓状態みたいな食欲だな。

ダンカン氏まで夢中で食べている。


肉を焼きすぎてその煙でユウゾーはむせながらも必死で皆の為と焼き続ける。

でも今回は秘策あり。最悪を予想してこっそり肉皿を隠してある。

後で一人で食べてやる。たのしみだ・・。


かなりの量の肉が消費され、流石に皆も満足そうにしているな。

焼き肉も良いが少しタレを変えて生姜焼きもいいな。

よし、次回はそれにするか。あの味にハマると毎日でも食べたくなるからな。

さて お待ちかねの俺の肉は、、。


あれ?!誰かここに隠していた肉皿を知らないか?

途端に横を向いたエルフが二人。

おい!馬鹿エルフ もしかして、、、。


その後数日ユウゾーは機嫌が悪かった。


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