表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
右手にサイコガンを持つ男  作者: 西南の風
58/281

58 いざ ギルドからの依頼


オレオンに帰り着いた一行は冒険者ギルドにて今回の精算を行い、各自ニコニコと笑顔でギルドから退散する間際にギルマスから呼ばれ、仕方なくギルマスの部屋に足を運ぶ。


「久しぶりだな かなりの活躍をしているようで嬉しいぞ」


筋肉ウーマンのギルマスは笑いながら語りだした。


 はて さほど目立ったような振る舞いは…。


「何を惚けている。この都市の冒険者達が何人もお前達のお陰で助かったと報告が上がっておる」


 あっ 活動期に巻き込まれた折に…。


「今回そんなお前達にギルドから正式に依頼したい事がある」


面倒は勘弁してもらいたいのだが、ユウゾーが冒険者になったのも元はこれからの老後対策に少しお金を稼いで置きたかっただけなのだが…。


「何か嫌な顔をしておるな。まぁ話しだけ聞いてくれ。その後に判断して貰えば良い。あの活動期を二回も乗り越えたお前達なら問題ないだろう」


 そうですか、聞くだけは聞いてもよいが少しのんびりしたいのだよな…。


「ここから南に3日ほど行った岩山地帯に新しいダンジョンが見つかり、今調査隊の正式メンバーを集めている最中だ。基本3等級以上の人選なのだが、これに参加して欲しいのだ」


 えーと 私は現在最下位の5等級なのですが、ミーアも成り立ての冒険者だし…。


「5等級の活躍ではあるまい。条件の一部として本日付けでそちらのエルフの姐さん共々3等級にギルド長の特権で昇格させる。さすれば2等級2名に3等級3名の堂々たるパーティとなる」


ユウゾーのパーティリストを見ながら問題なしとの顔で一人頷くギルマスであった。


「それにギルトより今回は特別手当とダンジョン内での回収した魔石等は個人所有を認めている」


普通はこの様な探索時には回収した魔石とドロップ品は人数の頭割りが原則との事だ。


 それは逆に功を焦って事故発生の元にならぬのかな?


「駆け出しの冒険者達ではない、初めてのダンジョンで何が起きるか分からぬ状態で馬鹿に走る者など人選しない。何より自分の命が担保の冒険者稼業をよく知っている者達だ」


 なるほど ある程度の実績者は命の担保の意味合いをよく知っている訳か…。


ユウゾーはメンバー達の顔を見て同意するか確認する。皆嬉しそうに頷く。

はぁ 少し休みたいのだがな…。渋々ユウゾーは頷いて参加に同意する事にした。


今回参加パーティが4組ギルドの職員も数名、それと食料等のポーター役で4・5等級の冒険者が参加するので総数30名前後の部隊になる予定だ。


話しは終了。3日後の朝イチにギルド前集合にて解散する。


食料及び医薬品は今回ギルド側からの持ち込みとなるが、我がメンバー達は口が肥えてしまったのでギルドを当てにせず、別に用意するべきと判断したユウゾーは皆に明日以降買い出しに出る事を伝えると皆が当然の顔で頷く。


特に美味しいお菓子を中心に買い占めなければ…。







「パーティ名 黎明だ。宜しく」


「同じく 永幸だ宜しく」


「風神だ ダンジョンでは世話になった」

 おう 20階層で会ったあの2組のパーティの内の1組か、元気そうで良かった。


「えーと ユウゾーだ 此方こそ宜しく」


ユウゾーは特にパーティ名は登録していなかった。基本単独の予定だったが、いつの間にか仲間が集ってしまったのが現状なのだ。

その内正式名を決めるべきかなと考えるユウゾーであった。


ギルド前にて出発の前にて各リーダーが集まり、簡単に自己紹介を行っていく。

今後の行動予定をギルド副マスターのダンカン氏より説明がある。


おお 久しぶりだ。今回ギルドの御目付役にて参加なのかな?

聞いた話では昔冒険者としても活躍していたらしい。特技は魔法系らしい。


今回の総責任者は副マスターのダンカン氏が、冒険者の纏めは黎明のリーダーが任命され事に当たる事となった。


皆の準備が完了し南の新ダンジョンを目指し移動開始となる。


皆それなりのメンバー達で、移動に関しほぼ手ぶら状態だ。魔法袋を各パーティ員が数名持参して軽微な荷物だけを背に背負っての移動となる。


今回ポーター役の4名もギルドより最小クラスの魔法袋の貸し出しがあり、それに入りきれない荷物を各自が背負っての参加となる。

うん これなら移動もスムーズに進むだろう。


途中の野営やダンジョン内の夜番は各パーティが順に任される事になる。

食事に関してはポーター役が三食作るが、昼食だけは時間の関係上御願いするが他の二食はユウゾー達は独自にとる事を伝えていた。


風神のメンバー達が何かを察し羨ましそうにユウゾー達を見る。

そんな顔をされても…風神だけを特別待遇するわけにはいかないし、全ての人数の食事まではさすがにユウゾーも面倒を見る事が出来ない。


これ馬鹿エルフ 美味しそうに見せびらかしてお菓子を食べるな。


移動3日目から岩山地帯に突入した。今日一日この地帯を進めば目的のダンジョン到着となる。

夕闇が迫る頃目的のダンジョン前に到着。一見分かりにくい入り口だ。

近くに村も無く鉱山もあまり無いため人が寄り付かなかったのが、新しくダンジョンが出来ても気がつかなかった原因らしい。



今夜の夜番はユウゾー達の役目だ。

ユウゾーを省く他の皆さんご苦労様です。お先にオヤス…いかん修行の座禅が終わっていなかった。


修行のお勤めを終わらし用足しの為テントの中から出ると、ミューが焚き火の前で沸かしたお茶を飲んでいた。


隣に座り前より気になっていた一件をミューに尋ねると、照れながらあの晩の出来事を認めた。

やはりか… まったくこの世界の女性は行動的だと半分感心する。


ミューによると後押しした人物がいたらしい。

元メンバーのカリナからの猛烈なプッシュを受け、ミューも覚悟を決めたらしい。


カリナか…あの男勝りの入れ知恵なのか。

まぁ よい今後の事が大事なのだ。

やがてあの開拓村に帰ったら二人で生活するかと尋ねると、キョトンとした顔で 二人で? 他の皆はどうするのだと逆に聞かれてしまう。


えーと 何を言っているかな? 二人の生活に皆を巻き込むのか?


ミューが爆弾発言をする。他の皆も一緒に住むなら私も当然住む と。


混乱しているユウゾーにミューが皆ユウゾーと共に住む覚悟を決めていると語りだした。


はい? あのいつ其の様な話しに??


ミューが合流してさほどに懸らず皆で今後の未来を話し合った との事だ。

あの… 私は何も聞いていないのですが…。


ミューが豪快に笑い出し、心配するな新居の生活費等は私とミーアが今懸命に貯めているからな。と またしても爆弾発言が、、、。


まてまて ミーアだと??


あの娘は預かっている大切な娘だ。

他のエルフ達二人は…その既成事実があるからある意味納得するがミーアは…。


「うん 何だミーアをのけ者にするのか? それは可愛そうだぞ?!」


まて・・何か可怪しい。話しの流れがついて行けない。

つまり、、ミーアもその話しに同意しているのか?


「あたり前田のクラッカー! 全員の意思は固いぞ」


・・・少しお時間を頂戴したい。一晩よく考えます。


ユウゾーは今だ混乱している頭を振りながらテントに向う。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ