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右手にサイコガンを持つ男  作者: 西南の風
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56 いざ 北のダンジョン 2


さて 16階層に進みますか。階層に入る通路から確認をしてみる。

ちゃんと相手の戦力を把握しとかないと泣くのは自分だからな。

ふむ オークの軽装備とゴブリンソルジャーの鎧装備が出てきたな。


他には・・・おい あれもオークか?ひときわ大きな巨体が見えるが。


オークソルジャーだな。群れを率いている。 ニーナが嫌な顔をして呟いた。

どうやらそろそろ簡単には進ませてくれないようだ。


群れによる組織行動が認められる。

オーク系が5・6体 ゴブリン系が7・8体の組織戦になるだろう。


「厄介だな。オーク系は上半身だけを軽鎧を纏っているから、まず足を狙い動きを止めればよいが、ゴブ系は何の位の強度の鎧かよく分からんな」


問題はミューの攻撃力がほぼサイコガンの最大能力に近い事だ。

まずは一当てして様子を見るしか無い。ミューは顔面狙いを基本にしよう。

他のメンバー達はまだ余裕がある筈だ。


では行くか。まずは近場にいるゴブ系の群れだ。

全員が頷き16階層に足を踏み入れた。




「次ぎが来る。オーク系だ」


最初のゴブ系の群れを駆逐し、ホッとする間も無く迎え撃つ。

ミューが片膝をついて構えオーク達の足を狙い撃つ、動きの止まった所をユウゾー達が狙い撃つ。

最後に残ったオークジェネラルが怒り狂い突撃してきた。


数発のサイコガンが命中し、たまらず絶命した。


「良し いける! 進むぞ」



ユウゾーたちは勢いをそのままに16階層を終え17階層に入り込んだ。

変化を感じたのは18階層に到着した時だった。


オーク系だけになり群れの数も明らかに増え、8体以上になった。

武器も棍棒系から鉄製の大型剣に代わり、攻撃力もよりUPされたが、サイコガンの前には次々と屍を増やしていくだけだった。


ミューもオークの着けている鎧ならまだ通用し、順調に魔石とドロップ品の宝石も増えていく。

20階層の安全地帯に到着し、皆一息を入れる。





「本日はここまでだ。皆ゆっくりしてくれ」


「意外と順調に来たな。明日以降が勝負かな?」


ニーナが軽く体を解しながらマーラと語る。


「と言うか、このサイコガン?まだ威力に余裕が有るぞ」


マーラが半分呆れたような顔で呟く。一番威力の無いと思われたミューもゴブリンソルジャーの金属鎧を打ち抜き相手を仕留めていた。


「全力での使用は四つ牙の大猪に対してのみだから、何処までの威力があるのかまだ不明な状態だ」


ユウゾーも自分の予想よりさらに上を行くサイコガンに改めて感心していた。ヘパフラスコ神様による開発品はユウゾーの魔法袋と同じく常識を逸していた。


この世界に来た当時は最低の30%出力でゴブリン等は対処出来ていたが、レベルが9の現在ではゴブリンクラスに放つとバラバラに飛び散る程の威力になっている。


その為余程の時以外は低ランクの魔物は剣で対応する様になってきたユウゾーだ。

この世界に来た時の威力が現在マーラとニーナがよく似ている。


それより一段階低めの威力がミーアで、さらに一段階低いのがミューとなる。

これには当然個人レベルが関与しているが、持っているサイコ銃にも関係している。


皆に渡したサイコ銃はユウゾーが自分の銃を複製魔法で作成したものだ、現在のユウゾーの力では複製品は元の威力の60%までしか再現出来ない為だ。


只ユウゾーがLv.10まで上れば複製品は元の70%まで再現が可能となる。

いや複製魔法だけでなく全てのスキルが自動的に一段階UP出来るのだ。その為ユウゾーは早急にLV.10に上げるために経験値を積み重ねている。


「そうか…ならばスキルが上がった時には、更に威力のあるサイコ銃が作成可能なのだな」


マーラがニヤリと微笑む。

えーと それ以上の威力がマーラに必要なのかな?十分だと思うが…。


あら ミーアとミューがそれに反応してユウゾーに何か期待を抱いた熱い目線を向けているな、、。

了解だ……二人にはその時には再度作成する事を約束しよう。

他の二人は、、一応検討してみる。あくまで一応だ…。


残念エルフ達からぶうぶう不満の声が上がる。

ドラゴンクラスと対決する訳でもないのに、威力の高すぎる武器はいらぬ問題も発生する可能性がある。

ほどほどが一番だと力説するユウゾーだが、さてどうなる事やら。


マーラ曰く、慣れればこれ程有り難い武器は無いとの事だ。

マガジンに入ってる駆動用の魔石に充電しておけば、魔法による攻撃と違いMPの消費がない。


確かに大きな威力の魔法に比べればサイコ銃の威力は落ちるが、切り札のために魔力を使わずに済むのは大変有り難い事だと必死の?説得をユウゾーに向ける。


さて食事の準備を…。

ユウゾーは忙しそうに立ち上がり、会話を中断する。

一段と強い不満がマーラ達から聞こえたが、、無視です。


ミーア達がそれを見てクスクス笑い出した。

君たちそれぞれの仕事に早く戻りなさい。





翌日エリアボスとのご対面するべき歩みを始める。

安全地帯にユウゾー達の後から三組の冒険者がやってきたが彼女らはまだ食事の準備中なので、お先にと挨拶を交わしてエリアボスへ本日初めての挑戦者となった。


明るい草原地帯は10階のエリアボスと同じようだ。

基本道さえ外さなければボスの居る場所までトラブルは無い筈。


やがてボスの待っているコロシアムに到着するが、どうも門が三重構えとなっているようだ。

それぞれに武装したオークソルジャー10体が待ち構えていた。


「おっ 鎧装備も丈夫そうだな」


先のオーク達は簡易な鎧装備であったが、このオーク達は皆金属製の装備に上下揃っている。

手には鉄製の長槍を持ちユウゾー達を睨みつけている。


まずは挨拶代わりにサイコガンにて各自思い思いの出力で一撃与えてみる。

忽ち4体のオークが地に沈み1体が胸を押さえ片膝ついて苦しがっていた。


「クッ 鎧は破損出来るが、肉が厚く絶命には一発では無理か」


ミューが少し残念そうに呟き、その顔に向けて2発目を放ちオークを倒す。

他のオーク達が一斉に向かってくるが、数歩進んだだけで残りのオークも地に伏す。


次の門の前にもそして三番目の門にも居た武装オークを排除してエリアボスとの対面となった。


オークジェネラル1体にソルジャー2体か。

側近の2体はミューとミーアで対応し、ジェネラルボスは残り三人にて一撃加えた。


エリアボスは大きな穴を体に3つ開けられ絶命する。


 よし21階層に向う! おっとその前に戦利品の回収だな。


残念エルフの二人が嬉しそうに戦利品に向かっている。




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