55 いざ 北のダンジョン
お待たせしました。第二部投稿開始です。
ダンジョンに向う準備に二日間を費やし、ユウゾー達は早朝宿屋を出発し、北のダンジョンを目指しのんびり歩き出す。
森の入口まで半日の距離となる。
前回の探索から2ヶ月程過ぎている。騒ぎも当然落ち着いて正常運転だろう。
ユウゾーは歩きながら魔法袋に手をやりなにか忘れ物がないか最終確認を行う。
人数も増え持っていく物もかなり当初から比べれば増えている。
今回はダンジョン内に最低一週間籠もる予定だ。それなりの物が知らずに増えていく。
ユウゾーのレベルも9 にようやく上がり、待望のLV.10がどうにか見えてきた。なかなか先が遠い。神様の気紛れ と皆が半分諦めているのも気持ち的に良く分かる。
おう そろそろ森に到着するかな。着いたら少し早いが昼休憩とするか。
森に入ると日陰が気持ち良い季節になってきた、まだ一日半の行程が待っている…。
その日の野営は前回も利用した空き地にてテントを張る。
一組がすでに野営の準備を行っていた。ユウゾー達に遅れてもう一組がやって来る。
計3組が空き地で野営となる。
その内先に到着した一組から人がやって来て下級ポーションを何個か分けてもらえないかと相談があった。彼女等はダンジョンからの帰りらしく、ポーションを使い果たし怪我人の治療に使いたいとの事だ。
衛生概念の低いこの世界、油断すると傷から雑菌が入り回復に時間がかかるからな。
数本手渡してそのかわりダンジョン内の情報を教えてもらう。
最新情報は常に大切だからな。下級ポーションはユウゾーならいくらでも作れる。
次の日森での狩りも順調にこなし、予備のお肉も補給しながら進む。
四ツ牙の大猪をゲットできたので当分お肉には困るまい。
夕方ダンジョン前に無事に到着。
明日に備え栄養のあるメニューを晩飯に出してあげよう。
うん? 焼き肉のタレで食べたい? だめ! 焼くのに疲れる。皆ハンバない食欲になるからな。
そこのエルフ達文句を言わない。今度休みの前に考えるから…。
その代わり分厚いステーキをたっぶりの香辛料でジューシーに焼き上げる。
無論野菜もたっぷりだ。どうだ美味いか? 美味しいけどタレ肉にはかなわない?
……随分それにこだわるな…。了解…近々作ると約束します。
皆のご機嫌がとたんにMAXとなったよ……。
翌朝早々と支度をすませると、ダンジョンに突入だ。
基本5階層からが稼ぎ時になる。それまで弱い魔物をほとんどパスで下に急ぐ。
お陰で5階層には昼前には余裕で到着した。
5階層からはミーアとミューがほとんど狩りの主役。
たまにおこぼれをユウゾーが始末するパターンで10階層に急ぐ。
前回に比べなんと楽な事か、魔物も進化種は居らず全て通常種だけで対応しやすい。
かなりのハイペースで10階層の安全エリアに到着する。
今回マ○ケル・オークに会えずにユウゾーは少し寂しかった。
最短距離で移動しても全行程40km近くを走破したので皆も疲れが溜まったようだ。
明日からはペースを落とさねば、そう皆に伝え約束の焼き肉のタレ作りを始める。
一瓶MP 150は少し辛いな、今後を考えると少し手間が懸かるがやってみるか?
ユウゾーは複写魔法で一瓶作成してみた。
味は? うん 60%落ちの味だな…。それなりの味だから何も知らない状態だったら、これでも満足する味なのだが、元の味を皆知っているからな。
少し手を加えてみるか? 焦がしニンニクと生姜を炒めそれに隠し味の香辛料も加え、複写版焼き肉のタレに混ぜ合わせてみた。
おっ これなら誤魔化せるかな?
今回は違う焼き肉のタレを使用と皆に説明し、夕食になった。
前回の焼き肉のタレが皆の舌にインプットされていた為か、最初は怪訝そうな顔して食べていたが、空腹には勝てず?その後はお代わりの嵐になる。
食べなさいな。このタレならかなりお得なMPで作り放題だ。
でもユウゾーはやはり残りの冷えた肉しか食べる暇がなかったのは前回と同じだ…。
「何だ ここは?」
ミューとミーアがそれまでの薄暗い洞窟から明るい草原に代わり戸惑っている。
エリアボス戦の為安全エリアから出ると景色が一変したのだ。
「ミーア あまり草むらに入らぬほうが良い。罠がある」
そう 大量の狩猟用の罠が…。
トラバサミ? ミューも首を傾げて罠を見る。
ユウゾーも最初は驚きました。単なる嫌がらせ行為としか思えないから。
エリアボスは通常のオークソルジャーと部下の2名。
ミーアとミューにてボコられて終了。
さて11階層だな。
その後も極めて順調。15階層には昼過ぎに到着。
色・大きさの良い魔石とドロップ品を回収しながら遅めの昼飯を安全エリアにて食する。
「今日はここまでだ。明日早くから出発するからゆっくり休んでくれ」
野営の設置を行い、それぞれ休息に入る。
ミーアが防具の調整が出来ないかとお願いされた。
任せろ! 見ると革鎧がそれなりに傷んでいる。
時間もあるし少し錬金術で改良するか…。
ミーアに少し重量が重くなっても良いか確認して、好みを聞きながら改良する事にした。
袋から余っている鉄のインゴットと丈夫な皮を出し、錬金術を使い鎧の一新を図る。
眩い光が収まると新品に近い新しい防具の完成だ。
基本ミューにも与えた表面は薄いが丈夫な金属、中には皮にてクッション性能を持たせた鎧に生まれ変わった。
まずは装備させてどこか違和感がないかのチエック。
なんせミーアは他のエルフ達と違い、かなり立派な胸をお持ちだから、、ゴホン。
その後しばし動いてもらい、重量との違和感もないとの事だ。
よし、今までの鎧に比べ数ランク上がった筈だ。大喜びのミーアがミューに見せに行く。
横目で残念エルフ達の視線を受ける…。
まだインゴットはあったよな…。はいはい君たちも改良依頼ね? 了解です。
その後エルフ三人の剣もかなり傷んでいる事がわかり、最後のインゴットを使い切れ味が数段アップした剣を提供させてもらった。
ふー そろそろ魔力が…。
お茶とお菓子で魔力回復?を図りのんべんだらりと休息に入る事にした。
当然お菓子目当ての皆も参加している。
明日から16階層になる。
魔物のレベルも上がるし、丁度良い装備品の見直しになった。
最深部の30階層まで全員怪我なく進みたいものだ。
うん? どうしたマーラ。
何だとお茶を飲んでるポーズが爺臭いだと?
ほっとけ!! まぁ 事実爺だからな…。
ふん エルフの婆さんに言われたくはない。面倒向かって言えないユウゾーだけど…。
現在他の物語も着想中なんです。なかなか構想がまとまらないのですが…。
もしかして近い将来にお披露目出来るかも?! その節には応援お願い致します。




