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右手にサイコガンを持つ男  作者: 西南の風
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46 いざ 初級ダンジョン


まずは筋肉ウーマンのギルマスに会いに行くか…。


奥から事務系の男が出てきて、生憎ギルマスは首都に出張中の為、戻り次第伝言を伝える との事。


 おい この世界で真艫に男と会話したのは初めてだぞ。


何人か遠くから女性の伴として歩いているのは見たが…。

是非ともお名前を聞いておこう。


「私ですか? サブマスターを拝命してます。ダンカンと申します」


「ユウゾーだ宜しく。なかなか同性と話すことがなく、今後とも宜しくな」


互いに哀愁に満ちた顔で頷きあう。

何をしているのだと残念エルフが呆れ顔。



宿に向かい4人部屋と1人部屋を取り終えず3日間押さえてユウゾーが纏めて支払う。

今回出発前の打ち合わせで滞在費・食費はすべてユウゾーが持つ事で話しがついた。

冒険中の稼ぎについてはすべて頭割りで精算するので、その気になればかなりの金額を貯める事も可能だ。


ユウゾーは今の所貯まる一方なので、そこそこの金額が入ってくればよしと考えていた。

大幅な赤字になればその時考えれば良いことだ。


食堂でお茶を皆で飲みながら明日以降の予定を話し合う。

何点か上がったが基本冒険者はダンジョンだと意見がまとまり、まず都市東にある初級向けに決まる。

実はミーアが今回初登録で明日講習会に一日参加し、その後正式活動予定になる。


ミーアも正式なダンジョン攻略は初めてになるのでよい経験になるだろう。

明日はミーアを省きのんびりそれぞれ過ごしてもらおう。


その夜誰かがユウゾーの部屋に忍び込もうとしているのを咎める声がする。

うん あの声はミーアだな。有難う。オヤスミ…。




朝早く日課の剣の素振りに余念がないユウゾーは一通りこなしてから井戸水で汗を流す。

初夏に近いとはいえ早朝の水浴びは堪える。


 ご苦労だな。 後ろから声がかかった。


寝ぼけ顔のニーナとマーラがいた。今から食事に行くので誘いに来たとの事。

ミーアは早めに食事を済ましギルドの講習会に行く準備中。

ミューはまだベットでゴソゴソしているとの事だ。


了解 部屋で着替えてすぐ食堂に行くと伝える。

着替え終わり部屋からでると丁度ミューとミーアも部屋から出てきた。


皆で1階に降りると二人のエルフが椅子に座り皆に手を上げて場所を知らせた。

ミーアを見送り4人で朝食にする。


一人のエルフがミーアは少し真面目過ぎるとブツブツ。

おそらく昨夜の件だろう。ユウゾーから見ればあんたが自由気まま過ぎると思うが、遇えて聞こえないふりをする。


ミューがユウゾーの今日の予定を聞いてきた。


 そうだな。この都市の探索でもしようか。色々見てみたいと言うとミューが同行すると言う。

エルフ達を見ると面倒くさいと言う表情だが、一応お前の護衛役だからと同行に参加する。


別にのんびりしていても構わないのだが…。





数日都市の見学と買い出しにてのんびり時間を過ごす。

大きな都市らしく食料関係の充実は助かる。


屋台の数も開拓村とは規模が違い、食べ歩くだけで結構楽しいものだ。

皆が好みの食材も大人買いをして明日からの冒険に備える。


魔道具も何点か購入してみたが値段が半端ではない。

もう少し稼いだら色々購入したいものだ。


商店ではランダム商会が規模も大きく欲しい物がそれなりの価格で購入できる。

ふむ この店を中心に品を揃えれば手間暇が懸らないかな?

ランダム商店? 何となく記憶があるが、まぁ良いか…。



 

そして東にあるダンジョンを目指し出発の日が来た。

特にミーアが気合が入っているみたいだが、のんびり行こうぜ。


到着まで二日間の予定だ。

都市の東門から門番に見送られ出ていくと、一面麦畑が何処までも続いている。

ほぼ一日麦畑を見ながらただ進む。

一日の終りは小さな村で広場を借り野営となる。


あと半日畑が続きその後岩山地帯に入り込んだ先にダンジョンがあるとの事だ。

一日の終りを風呂で癒やし、皆のんびりモードですな。

食後のお菓子に夢中だ。良くお腹に入るものだ…


ユウゾーは一人テントで日課の瞑想に明け暮れる。

なかなかシャルル様からの期待に添えられない状況だが、、、

其れでも何か掴んできたような気が… 気だけかな。



次の日も快晴。

さぁ今日も頑張ろう。今日中にはダンジョンに到着だ。


岩山地帯に入り込みぼつぼつ魔物の姿が遠くに見かける。

先頭はミューが斥候役で一人先に進む。無理するなよ。怪我するなよ。


途中数回コボルトの襲撃があったが、難なく進む。

やがて目的地に到着。夕方には間があるが無理はせず入り口近くで野営の準備だ。


念の為堀と柵を展開して静かな眠りに備える。

やがて夜の帳が広がり、食事タイムだ。

夜空に綺麗な星が見え始める。人工的な光が無く幻想的な夜空だ。


うーん こうなると異世界生活もいいもんだ。

まだまだ異世界生活の初心者には珍しい事だらけだからな。

さてさてテントで日課を済ませ明日の探索に備えよう。




朝すべての準備が完了し、ダンジョンにいざ突入。

初級ダンジョンなのでミーアの経験UPを目的に陣形を組む。

基本◇を作り斥候役のミューが罠対策用に一人少し先に進む、ミーアがその後の◇の先頭に配置。カバーの役に二列目の左右に二人のエルフ。最後尾にユウゾーが後方確認役で突入となる。


正直地下5階まではユウゾー達は活躍の場はなく、出てくる魔物はミューとミーアにより退治された。

偶にある罠をミューがミーアに丁寧に教え解除の仕方や見分け方を二人で話し合いながら進んでいく。


地下6階以降から嫌われ役のゴブリンが多数出始めた。

一回の襲撃に5体から7体ほどが現れる。

階が下がるほど人数が多くなり、チラチラ武装ゴブリンも混ざりだす。


10階のボス戦前に手前の安全地帯で本日の泊となる。

このダンジョンは精々1kmも歩けば次の階に進めるので移動も楽だ。


ミーアの勉強の為かなりゆったりしたペースで進んだが、余裕を持って到着出来た。

今日は早めにゆったりとしよう。


安全地帯には数組の冒険者が先に入っており、簡単な挨拶をしながら空いている場所に移動する。

うーん 念の為の魔除け袋だけで十分かな?


そんなユウゾーを見て残念エルフ達が笑っている。

失礼な あくまで万一の予防策なんだから。


そんな事より早く風呂場を作れと騒ぎ出す。

まて まずはトイレの設置が先だ。

そんなやり取りをミーア達が笑って見ていた。 解せん…。


大型テントの後ろに隠れるようにトイレと風呂場を設置。

他の冒険者にはこれで見えなくなるだろう。


風呂に湯が溜まるまで食事の準備だな。

今日は何にする? 鍋? いいね皆で囲んで食べるのは美味しいよね。


おっ、湯が溜まったぞ。順番に入ってくれ。

ユウゾーは料理作りに忙しい。


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