199 いざ 村へ帰還
申し訳ありませんが、パソコン不良につき投稿が今後遅れそうです。
今回の分は前もって予約投稿にて対応していますが、次回からは少し遅れる場合が発生します。
ご迷惑かけますがご了承の程お願いいたします。
ユウゾー達は話し合いの結果、捕虜奴隷約5百名の譲り渡しに合意した。
無論無償で入手した訳ではない、後日国より5百名の請求書が届くことになるが、通常の価格よりはかなり低価格にての請求になるらしい、陛下のいや姫様の裏細工が行われていたようだ。
さて、新しく配下になった者たちは悪いが皆と一緒に第二開拓村へ移動して欲しい。
自分達は車移動となるので先に村へ帰らせてもらう。
エイブルを頭にして纏まって欲しい。
さらに組織分けは村に到着してから改めて行うことになった。
元貴族5人には魔法袋を貸し出し、食料関連や剣5振りともしかのためのポーション類を渡しておいた。
皆元気に村へ また会おう。
道は完全に整備が終わってはいないが、車が通過するには問題のないレベルだ。
速度も知らずに上がり、約千キロの道も3日で走破し懐かしい村へ帰り着く。
数日村で休息した後、エルフ達は本格的な冬が来る前に各村に引き上げてもらおう。
冬越に必要な部材等は購入出来たかな?
えっ?大蜥蜴の尻尾が土産で充分だと…。
うーむ 来年の春先まで残しておくようにな。
来年春先以降に本格的な調査になるのでまた宜しくお願いしたい。
元気なエルフ達が各村に引き上げていく、皆でお見送りになる、無事に帰り着いておくれ。
カリナ達に随分迷惑をかけた、明日から冬越の手伝いを…。
あれ? よく見るとほとんど手際よく完了しているな、、。
ライラの説明によると手の開いてる村人や冒険者に短期アルバイトでかなりの人を導入して対応したみたいだな。
うん、それで村にお金が回れば良いことだ、もう少し自分も人手を導入すれば良かったかな、そうすれば煩いギルマスも…ごほん。
はい? 開拓村ので店から不足の品の催促が…可怪しい 大平原に行く前にかなりの品を作っておいたはずなのだが…。
特に最近売り出した軽減袋に人気が、ああ 冒険者一人に一個を目標に安価品を売り出したからな…そんなに人気が?まさか商人による買い占めでは…。
主力は1/5になる袋だが、今後は1/10または1/20をメインに容量増加品も開発していくか…。
他の不足品も…結構あるな、了解です。
暫しは働き通しになりそうだな、頑張ります…。
おっと 後から来る配下の5百人分の野営地も建設しなければ、、、。
はい?ギルマス二人と商人たちが??
この忙しいのに何の用だと話を聞くと、今後の大平原進出に関しての取引の窓口を是非にとの商魂たくましい話が始まり、特に大蜥蜴の尻尾に関する噂話しの確認を聞き出したい模様だ。
どこで漏れた? えっ グレイシア様?!
うーん 彼女がヘマをするわけがない…何か今後に備えて一石投じたのか?
了解だ、まずは効果が本当か確認したいのだろう?
各商人に一人数本分けてやる、効果があるならその後じっくり話し合おうではないか。
各商人が喜び勇んで持ち帰る事になった。
そうか 今後あっという間に商人の口により大平原に注目が集まるな、、
道もほぼ出来上がった、商人が大平原に通えばそれを目的に人が集まりだす、当然移住者も増える。
ましてはユウゾーがこれから行おうとしている各政策は移住者にメリットがあるだろう、あちこちの国からも居住希望者が集まる可能性がある。
無論 当初は様子見が多いだろうが、兎に角土地は広い、いくらでも受け入れは可能だ。
それにまだ開拓はこれからの状態だ。
まずは噂を流すことから始めねば…。
そうか姫さんの思惑が読めてきた…もう先の手を打っているのだな、聡明な方だ。
温室ハウスに色々と植え込んでいく、カリナ達3名が真剣な目で見ている。
来年からはカリナ達にこの地は任せようと話しはついている。
念の為にハウスは2つ増設してある、冬の稼ぎにも今後使えるだろう。
人手も結構集まる、いつの間にかこんな僻地にも人が増えていた。
冬の間の職を求める人もそれなりに増えてきたので、後はカリナ達の頑張り一つだろう。
少しづつ冷え込んでいる、本格的な冬までもう少しかな。
捕虜軍人達の冬を越す準備もしなければ、敷地の南側に5百人が住める家と外壁を建設した。
薪はそこそこあるが、彼女等が到着したら交代で森の木を切ってもらえば良いだろう。
あっと 武装関連も用意しなければ、服関連は軍のお古を手配してもうすぐ届く予定だし、剣はそれなりの剣を鍛冶屋に手配したからな、親父さんとバンドンが懸命に仕事をしているだろう。
鎧は丈夫な革製で勘弁してもらおう。大蜥蜴の革は結構な枚数があるからな。
ギルドに売りに出さないで良かった…。
商人たちが売ってくれと一時は大騒ぎだったからな。
ほう 朝・夕は冷え込む、エルフ達は皆何処らへんを歩いているかな?
無事に到着して欲しい…。
それから二週間後に森の道から大軍団が歩いてきた。
無事に到着したようだ、皆元気そうだ、まずはほっとする。
皆の到着の挨拶を聞きながら冬を越すための家に案内する。
彼女等の居住区には大きな食料庫も用意してある、定期的に食料が入庫出来るように商人達に手配は終えてあるので、何か不足分があれば遠慮なく言ってくれ。
普段着の古着も一人何枚かは用意したので、着替えてくれ。
居住区の中心にあるのは大浴場とトイレだ。
水は井戸から済まんがバケツリレーで運んでくれないか。
まずは湯を沸かして綺麗な体になってくれ、その後は宴会だ。
えっ 奴隷にそんなに気を使わずとも?
いやいや 健康な体が一番だ、その後にたっぷりと働いてもらうからな ははは。
寒い日に浴場は一番のごちそうかも知れない、旅の垢を落としてすっきりしておくれ。
その後は楽しみな宴会だぞ、むろん酒もそこそこは用意するからな。
大森林内に響き渡る大宴会はもうすぐ始まる。
翌朝5百名の兵が一斉に整列してユウゾーの指示を待っていた。
今回この兵達を百名を中隊として5中隊作った、本来の軍隊では人数が少し違うが気にしない。
1中隊はさらに10名単位で1小隊としてみた。
1中隊は80名の元ボルカ兵に20名の元チェチェ兵にてなる。
エイブルは第一中隊長兼全ての兵をまとめる大隊長として任命した。
元貴族の他の4名もそれぞれの中隊長として兵をまとめる事で合意する。
それぞれの小隊長は各中隊長により任命してもらう。
1中隊で8小隊の元ボルカ兵+2小隊の元チェチェ兵により組織される。
当初ボルカ兵とチェチェ兵の混成も考えたが、いまだ互いのこだわりが残っていそうなので、今回はこの方式にする、そのうちに互いのこだわりも弱くなるだろう、今は少し時間が必要だ。
今回は3中隊にて森から冬を越すための薪の回収業務を依頼する。
2中隊は河原にて戦闘訓練に従事してもらおう。
申し訳ないが剣がまだ200振りほどしか無いので、特に森に入る中隊は周りの警備と運搬組とに別れて効率よく動いて欲しい。
槍も200ほどあるので今回は森に入る兵達に持っていってもらう。
では 宜しくです。
大隊長の命令で1~3中隊が森へ、残りの2中隊が河原へ移動する。
ふぅ こんな命令でいいかな?
隣りにいるマーラとミーアに尋ねてみる。
上出来だと二人は笑っていた。
森組は敢えて監視しないが河原組はニーナとアーシャの二人が監視に入ってもらう。
森組は午前中にてかなりの倒木を運搬してきた。
当面これで冬場は凌げるかも…。午後からは盛大な薪割りだな。
それと何頭かの魔物も退治して土産品となる、肉はそのまま解体してもらい皆の食料に、部材品に関しては集めて後にギルドに売りに行こう、その金で皆の小遣いにしても良いと言うと、皆の目の色が変わりだした・・。
はいはい 当面給与は出ないので魔物の処理に関しては自由裁量にしておこう。
訓練を兼ねてこの森に入れば、そこそこの金額は稼げるはずです・・。
当面一週間に数回の投稿予定になります